留学したては緊張感から元気でも、
少し経ってかかる洗礼＝一時的な体調不良は、

最初、親知らずが腫れました。

あまりのうっとうしさにいっそのこと歯医者へ行こうと
学校の事務所の人に相談したら、とんでもない治療跡を見せられ

あんなにされたら冗談じゃない！

我慢することにしたら、幸い数日後に腫れは引きました。



が、入れ替わりに来たのが発熱。

38度台で高熱ではなくても、大人って熱に弱いです。

授業もそこそこに寮に戻って寝ていたら、

トントン

誰かがドアをノックする音が…

ルームメイトのH子は出かけていて部屋には私一人しかなく、
重い体を起こしてドアまで行き、開けたら

立っていたのは留学生で同じクラスの米国人男性K。

「H子は？」と聞かれて

「不在。」と告げると残念そうに去って行ったので、

ベッドに戻り寝ていたら、またドアを叩く音。

出ると、今度は学校のC先生が、

「H子はいる？」

「不在。」に先生は「じゃ、また後にするわ。」と退散。

フラフラしながらベッドにもぐると、また誰かがドアを…

「H子は？」同じクラスの米国人留学生Wで、

「これ渡しといて。」と、言われ預かり物。


もう、体調が起きて動くのは限界…

どうして、具合の悪い私がドア番して働かなくちゃいけないの！？
しかも、応対させておいて誰も「申し訳ない。」とか「大丈夫？」とかいう気づかいもないし…

熱のせいか愚痴っぽくなって、

悲しいのも腹立たしいのもボーっとなって

いつの間にか眠っていました。