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カテゴリ:中国留学の思い出
その日はどんより曇っていて、
なんとなく調子のよくない朝でした。 授業を受けていても何も頭に入ってこない感じで、 そのうちゾクゾクと寒気がきて また洗礼(=発熱:私の場合)みたい… この先授業に出られそうもなくなったので、 午前中が半分終わったところで寮に帰って休むことにしました。 戻る途中、キャンパス内で普通じゃない人だかりを見かけ、 映画でも撮影しているのかな…? 気にはなったものの体調がそれどころではないので、 見過ごして部屋に直行しすぐに眠りました。 昼過ぎに目覚めると、寮内は大騒ぎ。 「殺人事件だって!」 それでさっき人だかりが…と分かりましたが、 じけん…?さつじん…?… 恐ろしく大変なことが起こっている気はしますが、 熱でぼうっとしているせいかピンときません。 「食堂から現場がちょっと見えるよ。」 と聞き、何か食べないといけないこともあるので やじ馬根性に勢いを借りて行ってみましたが、 「ほら、あの辺。」 誰かがある窓の所から指さしてくれた方向を見ても、 目に入るのはいつもの木立がぼやけた映像で、 あれ、かな?…いや、草の陰?… なんだかさっぱり分かりません。 それより食べて早く寝なくちゃ… とにかく食べ物を胃に入れて急いで部屋に戻ってまた就寝。 その夜、 このところ、ドロボウ(ちょっと前にも寮侵入事件がありました。)・殺人と物騒な事件が立て続けに起こったことで、 留学生一同が集まって防犯対策会議が開かれた… らしいのですが、体調不良で不参加のため内容は知りません。 そんなわけで事件そのものよりも ○防犯対策?で守衛が、留学生を守ろう?と夜になって 外から寮入り口のドアに針金をぐるぐる巻きつけて 「鍵」をかけてしまった。←私ら捕まえてどうする? ○殺人事件のあった夜中、 ある留学生の友人の中国人が「早く漫画を返すため」 留学生寮に行こうと付近をうろついたことで、 疑われて警察(公安)に事情聴取を受けた。←漫画ぐらい朝になってから返せばいいのに。 等、あとで聞いた「どうしてそういう発想なの??」な話の方が印象に残っています。 ※事件をもっと知りたい方はPi-子さんのサイトをご覧ください。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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