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カテゴリ:中国留学の思い出
ある日の昼時、留学生寮敷地への門をくぐると
守衛の老W(Wさん)に声をかけられました。 「食事は済んだ?」 食べたかどうかは問題ではなく、単なる中国式あいさつでしたが、 まだ食べていなかったので 「まだだけど、何で?老Wは食べたの?」 正直な答えと質問を返したら、答えは、 「いや、ちょうどこれから食べるところ。タベタイデスカ?」 ↑ ここだけ日本語 「うん、食べたい!」 図々しくも話に乗ってしまいました。 老Wの手招きに付いていくと、 守衛室の裏には練炭を燃料にした炊事場があって、 火の上には飯盒のような食器兼用鍋?が乗っています。 「そろそろいいだろう。」 と、老Wはそれを手に取ってふたを開けると中身を見せてくれました。 スープ?? 透明な汁にさいの目切りの豆腐が浮かんで、緑豆もパラパラ入っているのが見えます。 「食べてごらん。」 すくってくれた豆腐を一つ口に入れると、 薄い塩味、焼き豆腐らしく香ばしさが少々、です。 「おいしい…」 そう言ったのはウソではありませんが、 あまりのシンプル&ヘルシーに対する驚きの方が大きくて ぎこちない社交辞令みたいになってしまいました。 ↑ 守衛室前で老Wと。 この写真よく見るとおかしいです。二胡の弓を持つ手が左手です。 裏焼きになってます。(現地にて現像) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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