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カテゴリ:中国留学の思い出
ある日、料理に「とろみ」をつけたくなり、
片栗粉を買いに行きましたがどうしても見つかりませんでした。 中華料理の国だからとろみをつける粉って絶対あると思うけど… 聞いてみよう。 食堂にコックを訪ねて質問しました。 が、言葉のやり取りではイマイチよく分からなくて、 「どれ使っているか見せてよ。」 図々しくも(またです(^^ゞ)厨房の奥に侵入させてもらいました。 調理台の上を見ると、それらしい物が袋のまま置いてあります。 「これ?」と聞いたら、 「そう。」と、コック。 袋に印刷されていた文字を写して帰りました。 bi qi 粉(漢字出せませんでした(T_T))…クログワイの粉(辞書より)、だそうです。 またある日にふと思ったのは、 そういえば食堂のメニューに日本料理って無いなぁ。 以前、「イタリー麺だよ!」と、 うどんともパスタとも言えないびろ~んとした麺に、茶色い ミートソースのつもり?みたいな「たれ」がかかった料理が出てきたことはあったけど…。 そこでコックに 「この間、粉のことを教えてくれたお礼に日本料理を教えたいんだけど… きっと日本人受けするわよ。」←かなりエラそう。 と、声をかけてみたら「肉じゃが」を作ることが決まりました。 もっとも、私は口で材料や手順を言うだけで、 作業はコック任せです。←やっぱりエラそう。 そして出来たものは… 肉じゃがな味! 厳密にいえば、醤油は中国の物を使っているわけだし、違うかもしれないけれど、 それなりに美味しくまとまって 「肉じゃが」と名乗っていい範囲の味付けになっています。 さすが!プロのコックです。 「この料理、名前は何て言うんだ?」と聞かれ、 「肉、土豆(=じゃがいも)」と、直訳を言ったら、 「土豆肉!」 中国語っぽく前後が入れ替わって命名されました。 その後「土豆肉」は何度かメニューに出てきましたが、 なぜか名前は「日本菜」(=日本料理)に変わっていました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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