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カテゴリ:中国留学の思い出
~昨日からの続きです~
移動した先は、どこかの体育館らしい ずいぶんな広さと天井高の在る室内でした。 薄ムーディー氏の指示通り、その場で待っていると どこからか出てきたのは何人かの男性と、 彼らに運ばれている茶色い大きな物体、それはまさしく エレクトーンだ!! 目の前に置いてもらってさらに驚いたのは、 それが旧型モデル(当時より7~10年程度前の物)ながら 発売価格が100万円ぐらい(昭和50年代の100万円です!)はしていた 教室の先生やコンサートで使うような高性能機種だったからです。 具体的な型番は分かりませんでしたが、 D型の系列でベース部分が2オクターブあり外付けになっているもの といえば見当をつけていただけると思います。(分かって下さる方あまりいないかな(^^ゞ) 思いがけない場所ですごい物に出会えて、興奮気味に 早速いいところを見せようと演奏しようとしましたが あれ…??? スイッチを押しても電源が入りません。 壊れてる??? 原因はそれ以前の問題、 停電の日のせいでした。 それから数週間後、薄ムーディー氏は 「音楽の勉強のために北京へ引っ越すことになった。これからは君に何もしてあげられないから。」 と、自分の世界に浸った表情で宣言し、 清真(イスラム料理)の店でごちそうしてくれたのを最後に現れなくなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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