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カテゴリ:中国留学の思い出
1月のある日、夕食も終わって寮の部屋で女性4人でおしゃべりをしていたら、
留学生仲間のアメリカ人男性数名が訪ねてきました。 彼らがニヤニヤした表情で言うのは 「賭けをしない?一口1元だよ。」 アメリカ・イラク間が戦争を回避できない状況になり、 いつ開戦するか、その日時を当てる賭けをしようというのです。 差し出された紙には、日付と時間を1時間ごとで区切った表が書いてあり、 マス目の多くはアメリカ人たちの名で埋まっていました。 「不謹慎」だからと断った人もいましたが、私は付き合いだと思って数口参加しました。 自国が戦争となれば、 ここにいる人たちも若者だから徴兵される可能性がないとも言い切れないはずなのに… それなのに賭け事にして楽しんじゃうの?まさか自棄になっているとか?? 彼らの心境はイマイチ理解できませんでした。 やがて開戦が報道されました。すると彼らがやりだしたのは、 寮の敷地内に数棟建っている先生用の宿舎のあっちとこっちに陣をとって?? 爆竹(by中国の祝い事用)の投げ合い! パンパン音は出るし、実際に火薬だし、参戦しているつもりなんでしょうか?? 単に戦争ごっこのような気がしますが…。 なんだか、その国の人が子供っぽく見えてきました。 <蛇足> 「はいわん戦争」とは「海湾戦争」、中国語で「湾岸戦争」のことです。 「海湾」で覚えたせいか、帰国後も「湾岸」という言葉がなかなか出てこなくて、 海岸戦争じゃなくて湾々戦争じゃなくて「湾岸戦争だった!」なんて調子でした。(^^ゞ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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