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カテゴリ:中国留学の思い出
清明節をすぎたある日、留学生仲間のSさんが
「おいしいから飲んでみて」 とお茶を入れてくれました。一口いただいただけでも おいしい! 中国の緑茶みたいですが、今まで出会ったこと無いような新鮮さで、 摘みたて?出来たて?、ちょうど良い青臭さがあって 生き生きとした葉の風味が感じられます。 「どこで買ったの?」←当時の中国ではよく出た質問ですね~。 と聞いたら、道端に売りに来ていた農家の人?からだそうで、 産地直送と言ったところでしょうか? お茶の葉の種類は「信陽毛尖」、河南省の茶どころ、「信陽」産です。 味に感動したのは私だけではありませんでした。 このころ(4月)になると、留学開始直後の緊張感や決意も適当になってきて、 現地では高級になるレストラン(当時のレベルですから日本の中華より落ちる場合もありました。) で留学生仲間で円卓を囲む機会も多くなっていました。 あるレストランでお茶を注文した際、みんなの意見は全員一致で「信陽毛尖!」。 ところが、ウエイトレスが持ってきたのはジャスミン茶。 注文と違うと指摘したら、まるで 「ガイジンはジャスミンでも飲んでなさいよ!」 とでも言いたげな態度で、ちっとも聞き入れません。 頭にきて一同で 「信陽毛尖!信陽毛尖!信陽毛尖!…」 叫び続けたら、やっと出てきました。 味はSさんのには及びませんでしたが、やはりおいしい地元(省内)の味!。 その後、中国茶を買う機会があると「信陽毛尖」を探して、 実際に何回か買いもしましたが、 Sさんが入れてくれた「あの味」には巡り合えていません。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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