昨年12月に放送されたTV番組「アメトーク」の左利き芸人特集、を見た時は、

感覚的にやたら混乱しました。

（落ち着いて考えれば、すべては番組を盛り上げるための演出だったのでしょうけど。）


＜１＞司会者とゲスト（左きき芸人と女優と投手）の席の位置を通常と左右逆の設定にして

司会者「逆は違和感」
ゲスト「これが普通だ」

その方がしっくりくるような気がして、何で逆なのか違和感があるのか、左利きにとっての普通なのか、全然分かりませんでした。


＜２＞左右の違いが一目瞭然な道具（きゅうす、お玉、自動改札など）について、左利きの不便を知ったと驚きまくる司会者。

そんなことさえ知らなかったなんて右利きはバカだと思われそうで、リアクション変えてほしいと思いました。（でもみんな本当に気づいていない？）


＜３＞自転車のことについて触れてくれない。

右乗りに挑戦してこける姿でも見せてほしかったです。



おかげで世間の認識ってどうなっているんだろう？自分の感覚って何なんだろう？

と、気になって左右共存問題にはまっていきました。


調べていくうち感じたのは、

人間を右利き左利きにとりあえず分類しているけれど、（私は右利きだけど）

個々の中には左右の動作が少なからず混在していて、（部分的には左利きの動作もあります）

にもかかわらず世の中は右利き仕様に偏り過ぎで、

（自転車は左側から乗ることしか考えられていない現状で）

それに反転する動作については、「左利き」という前提が無いと不便の主張が難しい。

（右乗りの不便を、左利きではないから訴えにくい。）

つまり、分類上右利きだと不便は一切ないと思われている。

なんかちょっと変だと思いました。

右と左ってそんなに完全分離するものじゃないし、

右だからこう、左だからこう、と決めつけたり思いこんだりするものでもないような？

「左右共存」はとりあえず理想ではあるけれど、

どちらかといえば「左右混在」が当たり前な世の中になってほしい気がしました。


例えば←いきなり具体的な話(^^ゞ

自動改札なんかは左右ランダムに設置して

「初めて降りる駅は右か左か到着してからのお楽しみ！」

あるいは

週替わりで全国一斉に左or右を決めて、朝のニュースでアナウンサーに言わせます。

「今週の改札は、左ですからね。皆さんお間違えの無いように。では、いってらっしゃい。」

なんて感じで。（笑）←自分ワールドに入りすぎ？