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カテゴリ:中国留学の思い出
次のバスが通りかかったのは、故障バスが立ち往生してから30分程度後でした。
誰かが事情を運転手に伝えたらしく、混んでいなかったこともあって希望者は全員乗車。 ところが、乗ってからバスの乗務員が言うのは 「このバスの切符を買え」 これには多くを占めていた外国人旅行客が大反発です。 「蘭州までの切符は買ってある!」 「バスが違ったってどちらも国営なら、あとでバス同士で話し合えば済むことじゃないか!」 みんなで団結して主張したせいか、乗務員側は折れるしかなく、 そのままこのバスの終点臨夏へ到着しました。 多くの乗客の最終目的地は蘭州で、乗り換えが必要です。 みなさんは切符売り場の窓口で、またひと悶着。 客「だから、蘭州までの切符を買ってあるって。」 窓口「別の便に乗り換えですから(座席は指定)買い直してください。」 なぜか私は(最初は蘭州直行便に乗っていたにもかかわらず)臨夏までの切符しか買っていなくて、 もめているみなさんを横目に残りの行程、蘭州までの切符を買い、 さっさと1人だけ乗り換え便のバスで着席。 なんか、いやなヤツになってる気がする…(^_^;) でも、しばらくたって結局みなさんも同じバスに乗ってきて 不好意思(きまり悪い)…(-_-;) 蘭州到着は14:00頃でした。 宿を探しに友誼飯店に行ったら、3人部屋にベッドが一つ空きがあるとのこと。 宿泊手続きをし、鍵を受け取って早速部屋へ行き、 先客が在室かもしれないのでノックをしてカギを開けようとすると 開かない? 二重ロックか何かしてあるみたいで、手持ちのカギだけでは開けられず、 それに中に人の気配が感じられたので、再度ノックをして待っていたら ドアが突然乱暴に開き、出てきたのは襟もとから胸毛がはみ出したヨーロッパ系の男性。 「あ、どーも。」 と中に入ろうとしたら、阻止されると同時に何語かでまくしたてられました。 何よ!私だってこの部屋に入る権利あるのよ! と、宿泊手続き済みの証拠になる領収書を見せたら、 男はいまいましそうに舌打ち…と、そのときドアの向こうに見えた女性らしき影…。 そーいうことか… 状況は把握しましたが、権利は権利なので主張したら、男は 「ちょっと来い。フロントで話し合おう。」 と言った感じで付いてこいのポーズ。(多分。言葉は分からないので。) フロントでその男、受付のお姉さんにガンガン文句を言いながら私のことを指さし、 最後に捨て台詞のように、いくらかのお金を払うと去ってしまいました。 すると受付のお姉さんは今度は私に向かって 「さっきの部屋は使えなくなったから。ほかに空きは無いし、別のホテルあたってくれないかしら?」 は?何それ…? そりゃ、私だってあんな部屋に入りたいとは思わないけど… 「今さら他へ行けって!?、あなたがここに泊まれるって言うから信じて待っていたのに!。冗談じゃない、疲れてるんだから部屋探してちょうだい!!」 ぎゃんぎゃん騒いだら、フロントのお姉さん、仕方なさそうに5人部屋のカギを持ち出して来ました。 あるじゃん。はじめから出しなよ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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