何時頃だったのか、薄暗い中停車した駅は「天水」という文字が見えました。
麦積山石窟がある天水でした。
時間があれば見たかったのに…と思いながら夢の中へ。

翌31日目、ついに地元駅に帰ってきました。
相変わらず工事中でごちゃごちゃ…(-_-;)
駅からバスで学校最寄りのバス停まで行き、下車、ここから留学生宿舎までしばらく歩きます。
学校の敷地内を横断して流れる金水河に沿って道を歩いていると

数十メートル先を同じ方向に歩いている見覚えのある後姿…あれは…

H子だ！

今回の旅を一緒に出発して敦煌で生き別れた←大げさ(^_^;)
ルームメイトのH子です。

同じ列車に乗っていたんだ！（後に彼女は天水から乗車したと知りました。）

もうすっかりおいて行かれたと思っていたので、また会えるなんて感激！
思わず走っていって感動の再開に抱きあう…はありませんでした。
彼女は歩くの速いし、私も疲れていて普通ペースがやっと。
行先（留学生宿舎）は同じですから、結局は会えましたが。

その後半月ほど、彼女とは日本に帰国する道中またルームメイト生活を送りました。
同じ学校の留学生メンバーのうち（延長者は除いて）いちばん最後まで中国にいた2人でした。

【留学回想録】を書き始めて1年がたちました。
その季節に合った留学中の出来事を書きながら1年間の留学生活終了まできました。
帰国する道中がまだ残っていますが、季節が少々ずれるので来年にします。

今後は書ききれなかった留学中や初上陸（88年）の出来事と、
帰国後の【お仕事回想録】で昔の中国に関わることを書いていきたいと思います。
お付き合いくださりありがとうございました。<(_ _)>