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カテゴリ:中国留学の思い出
留学中の旅行はよく列車を利用しました。
寝台利用で、硬臥(2等寝台)の時は、 コンパートメントになっている軟臥(1等寝台)と違い、 その車両に入れる人(座席の切符しかない人は寝台車両には入れませんでした。) はだれでも出入り可能なため、特に 窃盗防止のため、大荷物は荷物棚の手すりなどに鍵付きの鎖で固定し、 眠る時も貴重品は小さい袋に入れて首にかけ、服の中に隠したまま休みました。 その時は、硬臥(2等寝台)の下の段が私の席でした。 夜中だったと思いますが、眠りはじめてしばらく時間が経った頃、 人が動く気配で目が覚めました。 若い男が私の足元近くの場所に立っていて、 何かを探すようにあたりをきょろきょろ見回しています。 ど、どろぼう!? 怖くなって胸にある貴重品を握りしめて、 こちらが起きていると分かって危害を加えられたらどうしようと、 寝ているふりをしながら薄眼を開けて、行動を見ていたら、 手が私の頭の近くに伸びてくるではありませんか! !… 声も出せず固まって、でも見ていたら、 そいつが掴んだのは、少し離れた脇に置いてあったトイレットペーパー。 そんなもの盗みたいの?! じゃなくてちょっと欲しかっただけかもしれませんが、 勝手に持っていこうとする魂胆に腹が立ったので 「何すんのよ!私のよ!」 と、どなってやったら、相手はすごい勢いで逃げていきました。(笑) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年11月05日 08時03分38秒
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