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カテゴリ:中国留学の思い出
物の無い環境だったせいなのか、現地の人の全員ではないですが、
所有権的なことに感覚があいまいな感じが気になったことがあります。 Pi-子さんの著書に書いてあるのは、 ・街の食堂で留学生グループが写真を見ながら歓談していたら、隣のテーブルにいた 全く面識のない現地の人たちが断りもなしに写真を持って行ってしまい、 しかもそれを見ながら盛り上がっている。 ・外出中、煙草をくわえていたら、たまたま隣にいた知らない人に突然引き抜かれた。 その人は火が欲しかったようで、自分のたばこに着火してから戻してきた。 私の思い出の中にあるのは… ある日、ルームメイトのH子が本科の学生の女の子を1人、寮の部屋に連れてきました。 おしゃべり好きで明るそうな子でしたが、入ってくるなり物を勝手に触りだして… 初めて会ったのに、(H子のではなく)私の本を本棚から引っ張り出しては、 一言二言言い、を数回繰り返したかと思うと、 私あてに来た小包の差出人名を見てどういう人なのか追及して来たり… いきなり、何なの? 彼女の行動が理解できませんでした。 それから何日か経った日、H子が不在の時にまた彼女がやってきました。 用件は、「留学生寮の洗濯機を貸してほしい。」 お願いというより、もうほとんど使うつもりの表情です。 ?…そういえばH子が出かける間際に誰か訪ねてくるようなことを言っていたような…? 寮の洗濯機は、しょっちゅう故障します。 私の許可?で部外者に使わせて壊したなんて言われても困るし、 もしOKすれば彼女に洗濯機の使い方を教えたり、作業を見守らなければいけないわけで… ↑ (当時は洗濯機は一般には普及していなかったため、使ったことが無い可能性は高いです。) そこまでしなければいけない理由って…? 申し訳ないけれど、はっきり断りました。 「私が許可するわけにはいかない。」(=H子が在室の時に出なおしてほしい) と言ったつもりですが、いい気がしてなかったのと語彙力の無さで 「許さん!」 みたいなニュアンスになってしまったかもしれません。 彼女の表情が変わり、足早に去っていきました。 その後しばらくはH子の話の中に彼女の名前も出てきていましたが、 いつの間にか聞かなくなりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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