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カテゴリ:中国留学の思い出
時期と路線にもよりましたが、その頃の中国の列車はかなり混雑していました。
利用者数に対して運行本数が少ないだけでなく 乗客が持ち込む荷物がやたら大きい&多いのが一因だったと思います。 行商?みたいな大荷物を担いだ人たちが、本人の座席は指定で確保されていても、 物の置き場の争奪戦で駅の中をダッシュしているのは、よく見られた光景でした。 留学中のある旅行の時、某駅の持ち合い室ですぐ近くにいたのは、 お決まりの大荷物を抱えた、親子連れらしい若い夫婦と2歳ぐらいの女の子でした。 一家の荷物の1つは、底があまり深くない段ボール箱で きちんと封がされていないのか、ふた部分になる折り込みがかすかに上下しています。 風じゃないよね…?動いてる?! 興味を持って見ていると、 夫婦のうち男性の方がそれに近づいて「ふた」を開きました。 すると中からは… にわとり! 何羽かの鶏の首だけがひょっこり出て、あたりをきょろきょろ見回しています。 車内に持ち込めるんだ!? 次に男性は持ってきたペットボトルから中身の水?をそのキャップに注ぐと、 鶏に飲ませ始めました。 手荷物も生きていると世話が大変なんだな。 すると、小さい女の子が彼にまとわりつきだしました。 「あたしにも鶏への水やりやらせて」っていうのかな? と思ったら、なんと 「父」は「娘」にペットボトルのキャップの水を飲ませてます…。 鶏と回し飲みっ! まだまだ鳥インフルエンザが知られていない(発生していない?)時代の話でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月17日 17時00分56秒
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