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カテゴリ:中国留学の思い出
1人旅をしているらしい彼女に初めて会ったのは、
昆明の宿か大理へ行く途中のバスだったか… 西洋人にしては小柄でキュートな感じで、珍しく東洋人に対してとてもフレンドリーでした。 世間話的に旅行の話をしながら、名前は「サンヤ」だと漢字で書いて教えてくれました。 中国に来る外国人は中国語の名前を持ちます。 日本人など元々漢字表記なら、そのまま中国語の発音で読むだけですが (平仮名や片仮名を含んでいる方は好きな漢字に置き換える。) そうでなければ、音どおりに漢字を当てはめると長くなってしまうため、 一部を似た音の漢字3字ぐらいに収まるようにまとめます。 サンヤさんも、「サン」が苗字「ヤ」が名前みたいになっていましたが、 苗字は別にあるそうで、聞いたら 「○▽×※▲◎◆±☆●…ビッチ」 む、難しすぎる… 出身国は「南スラブ」だそうで、 えーっと、南スラブって確か習ったような…どこだったっけな…? 考えて悩んでいたら 「ユーゴスラビアよ。」 明るい声で教えてくれました。 それから何日か経って、大理の街を散策しながら見つけた露店で お土産の民族衣装の布靴を見ていたら、ばったりサンヤさんに会いました。 (旅行者は同じような場所を回っているので、彼女以外にも何回か再会した人はいます。) 彼女も靴を探しているようで 「どれくらいの大きさ(の靴)がいいのかしら?」 布靴は手作りで、表にきれいな刺繍が施されており、 靴底は古タイヤの再利用らしく具体的なサイズが明記されていません。 見た目で大きいか小さいか何となく見当をつけて試し履きです。 「私はこれくらいかな?」 自分が選びたい物を持ち上げて見せたら、彼女はちょっと驚いて 「大きいのね。普段はいている(靴のサイズ)のはどれくらい?」 「38(=24センチ)だけど。」 「大きい!私はこれくらい。」 彼女が持ち上げた物は私のより一周りは小さい感じの21か22センチぐらい? 小柄な彼女にぴったりのかわいいサイズでした。 留学から帰国して、 連日のように旧ユーゴスラビアの混乱(ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争)が報道されるのを見た時、 昆明での出来事を思い出して サンヤさんは大丈夫だろうか? それまでは考えたこともなかった遠い国の状況が心配になりました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月01日 11時28分25秒
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