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カテゴリ:中国留学の思い出
大混雑で有名な中国の列車でも、近距離路線は比較的のんびりしていました。
車中では開水(お湯=飲用の熱湯)のサービスがあります。 その旅行の時は、開水を沸かすボイラー室の近くに乗っていたら、 男性が今カップに汲んだばかりの開水を席まで持ち帰る途中らしく、 「開水!開水!」(=熱湯を持っているから道を空けてくれ) と大きな声で言いながら歩いていました。 でも近くにいた老人は 「不pa開水!」(=わしは熱湯なんて恐れないぞ!) と粋がって動こうとしません。 かと思うと、ボイラー操作担当の乗務員で人当たりの良さそうな中年男性は、 乗客と盛んにおしゃべりしながら作業をしていましたが、 目の前をちょっと気の強そうだけど 胸元にレースの入った服を着たおしゃれな中年女性が通ったら、 手も口もストップして見とれてしまい、 周りの人にからかわれて照れながら何か言い返してます。 車中の人々は、自分の感情に正直で、 下町の人間模様を描いた映画を見ているみたいだと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年02月28日 08時24分33秒
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