世の中が右仕様ばかりな問題に首を突っ込んだ当初から疑問だったのは、

・某snsの左利きコミュには何万人もの参加者がいて

・困りごとなど似た様な内容が多くの人によって書き込まれ、共感され、

・オフ会など実際に顔を合わせて意見を交わす機会もあるのに


何で世の中を動かそうとしないのだろう？！

（そういう方が全然いらっしゃらないわけではありませんが）


最近思うのは、

｢左利き｣の肩書が却って「自分は左利きだけど…とは思わない」的に使われて、

世の中の変化を邪魔する結果になっているのでは…？


例えば、私が訴えている自転車の問題も

「左利きだって自転車ぐらい左側から乗るよ。」

と言われてしまえば世間の認識は

「自転車には左右の問題は関係ない」

になって終わってしまうでしょうし、


よく出てくる駅の自動改札についても、

「左利きだからって(切符や定期等を）右手で扱えないわけじゃないし、

左手で操作したっていいし、左側操作の機械に作り替える予算があったら

お年寄りのためにエレベーターを増やすとかの方に回した方がいい」

と書かれれば、確かにごもっともな気がしてしまうような…


そして

ある本に出ている（らしい）、傘を巻いて畳む動作の説明と、

まとめる紐の留め金の向きが左利きには不便という記述についての意見…

「この本には…と書かれているけど、左利きだったらそうじゃなくて

傘の柄はこちらの手で持ってこちら周りに巻くのではないか？」


この展開が一番まずいと思います。

一言言いたい気持ちも分からなくはないけど、問題にすべきなのは

どちらが正統派・左利きの動作か？

ではなく

傘はどちらの手でどっち方向に巻いても不便なくたためるようになっているのか？

なはずでは？


この状態を打破するには、肩書きに関わらず

不便や気づいた点は些細なことでもこまめに訴えることではないでしょうか？

発言して「気のせい」や｢あなたが不器用なだけ」と言われたとしても、

気にする必要はないと思います。

まだ誰も気づいていなかっただけで

後になってから評価されることだって

十分ありうると思います。