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カテゴリ:左足用スタンドプロジェクト
「DESIGN for LEFTY展」
(→こちらの方のブログは会場の写真をきれいに載せていらっしゃいます。) の、 良かった点: さすがデザイン専門の方の企画で、展示の印象が洗練されています。 道具(売り物も含む)の実物を手に取ってみることができ、 左右の仕様の違いを体感できます。 (特に右利きの人は左用品に触れる機会はなかなかないと思うので。) 日常的な物や状況を材料に解説があって、どなたにでも分かりやすいです。 書籍も比較的新しくてとっつきやすそうなものが並んでいました。 (この手の本は書店や図書館では取り寄せしないと読めないことが多く、ありがたいです。) ((+_+))と思った点: 個人的にはもう少し深いところまでの追求を期待していました。 特に後援に世田谷区の名前があったので、 公共サービスや設備の改善につなげるためのイベントなのかと思っていました。 もし自転車環境について(コミュニティサイクルに力を入れている区です。) 自分にできることがあれば(右乗りには既存のどの設備が使いにくいかの指摘等) 名前と連絡先を明らかにして協力したいとも思っていたのですが… 残念ながらその段階までは考えられていなかったようです。 「手」だけの範囲にとどまっていること。 自転車は特殊にしても、 「手」に起因する利き側の違いは、手の動きだけではなく体の回転や 作業をしやすい物の配置、見てしっくりくる向きなどにも現れます。 その点についても触れてほしかったです。 ちょっと気になった点: スタッフの方から「左利きですか?」と聞かれたこと。 「はい」「いいえ」で何か違いがあるのでしょうか? (展示に併設された有料イベント(お料理教室)では「左利き割引」やってますが、 何を根拠で左利き認定…?自己申告?包丁を左手で扱える?だったら私、左利きに化けられますけど(笑)) 左利きだったら展示に不備や不足が無いか指摘を求められるとか…? (後日見た他サイトの書き込みによるとスタッフの方は右利きのようです。) 右利きでは気が付いていないこともあるかも知れない… と考えるのはもっともですが、 「左利きの意見」に頼ろうと思うのは少し危険だと思います。 一口に「左利き」と言っても状況は千差万別です。 特定の動作についてAさんは左でやっているけどBさんは右で、はよくあります。 しかも、AさんBさんとも「左利き」なら「左利きそれぞれ」ですが、 もしAさんは右利きに分類されるけど、たまたまその動作は左でしかできなくて、 Bさんは左利きに分類されるけどそれだけは右、だったら どちらの方が「左利きの不便」について語れるのでしょうか? もしBさんが「そんなのは左利きだって右でできる」と言ったら Aさんはどうなるのでしょうか? 私の自転車環境がそれです。 …と、 褒めてない方を長々と書いてしまいましたが(^_^;) 「深い追求」を期待したからのことで、 「入門編」としてはとてもいいイベントだと思います。 スタッフの方が右利きで「左利きのスタッフを」の声もあるそうですが、 却って右利きの方が企画したからこそ 「右利きでも分かりやすい」目線での内容が出来上がったと思います。 ぜひ応用編を(今度は自転車も仲間に入れて(^_^;))お願いしたいと思います。(^^) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年07月09日 06時39分35秒
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