暴れん坊将軍Ⅳの第一話を見ました。
1991年に放送された作品だそうです。
以前見つけたあるサイトに書かれていたあらすじでは
「○○藩の若様はきつい左利き矯正に逃げ出して…」
的なことが書かれていたので
どのような話が描かれているのかと思っていたら
「矯正」(=強要)から逃げ出したというよりは
「矯正の影響」(=強要の悪影響)で
うまくいかないことがありプレッシャーに耐えられず逃げたくなった
(思いつめて切腹しようとしたところにたまたま忍び込んだ泥棒に盗まれる形になった)
でした。
結局その藩では後継ぎに養子を迎え、
若様は町人の身分をもらって絵師として生きた、
との解説で作品が終わりましたが
(途中で、ちゃんと暴れん坊将軍の活躍や悪い奴らも出てきます(^_^;))
この若様はやたら線が細いタイプで
右利きだったとしても武士には不向きな感じでしたから
左利きを理由に個性(絵を描くのが好きで、かなり上手)
を生かせる人生を送れたと思えなくもなかったです。
左右平等的には
この話のパターンでも問題がないとはもちろん言えませんが
もっと問題なケースは
若様がむちゃくちゃ武士向きな気質と能力なのに
ただ利き手が右か左かの違いだけで
後継者から外された場合ではないかと思います。
ところで
物語の中で左利きに大さわぎしているのは武家の方々だけで
町民のみなさんは「何がいけないんだ?!」でしたが、
実際のその時代の価値観なのでしょうか?
それともドラマを制作した90年代初めごろの価値観を
エピソードに反映させただけでしょうか?