こちらのテレビ番組　→　警視庁捜査一課9係 season12　第5話
について。

「殺害凶器のハサミは左利き用」から
聞き込み等始まっていくのですが、

わざわざ左手用ハサミの設定は必要ないのでは？

そのハサミの持ち主による犯行をほのめかせたいのなら
別の目印（名前やイニシャルが彫ってあるとか）でも構わないし

専門職（デザイナー）の道具なら
特別にオーダーされたもので（そこらへんで買ってきた普及品ではなく）
目印が無くとも
持ち主の周りの人なら誰の道具か見当がつくのでは？
（それに捜査の途中で「持ち主の指紋が出た」って流れもあります）

また、一番気になったのは
井ノ原快彦さん演じる刑事が聞き込みに行って
持ち主のデザイナーとのやり取りで
「ここにあるのは右利き用（ハサミ）ですけど不便じゃないですか？」
「不便ですけど自分のは盗まれてしまったんです」
的な会話をする点です。

そのデザイナーの設定年齢（20歳代後半？）では
左手用ハサミしか使ったことが無く
右手用ハサミを使いこなせない人もいるのでは？
（過去日記で、元ＡＫＢの前田敦子さんが右手用ハサミを持たされて
テープカットができなかった記事にリンクを貼ってます）

仮に使えたとしても、
専門的な裁断作業をするのに
右手用ハサミで用が足りるのでしょうか？

ハサミ（に限らず）道具の左右性が問題になるのは
難易度の高い作業です。

細かく指定された線に沿って、繊細な素材（布）のカットとなれば
「不便」「使いにくい」ではなく
「役に立たない」のでは？

ハサミに左右性がある点を多くの人に知ってもらうために、
ストーリー中にさりげなく織り込んでくれたと思えば
いいのかな？(^_^;)