前回の日記の引用元の無料部分が減っていました。
引用したところが有料に含まれたかは不明で
従って、昨日の日記がネタバレに該当するかは分かりませんが、

この手の題材に感想文を書きたいのは、
自分が目指したい
「左右平等が当たり前で、右と左を色を選ぶように自由に選べる環境」
には、
「右利きだけが普通」な認識を無くしていくだけでなく
左利きの特別感も捨てていただかないといけないと思うからです。

正直、反転世界の住人の存在の分かっていなさすぎに遭遇すると
（個人的には自転車店で右乗りを把握できていないプロに会うときですね(^_^;)）
「そんなことも分からないの？アホ過ぎ！」と
上から目線になりたくなる気持ちは分かりますし（最近はあきれ気味です(^_^;)）

いつ何時も右動作でおかしな体勢になっている人を見ると
「左使えばいいのに何やってんだろ？」思ったりはします。

でも、それは完全に物理的に左右の違いが原因なだけで
能力の優劣ではありません。

能力については、過去日記で
「小学4年生のクラスで、算数の問題を早く解けた子から先生にチェックしてもらう授業をやったら、ベスト5内に左利きの子が3人いた事実から、算数が優秀な人に左利きが多いとはいえるけど、同じ授業で真ん中や後方の順位の子も3人いたので、左利きは算数が得意とは言えない。」
と書いたことありますが、

そういう人が多いという傾向だけで能力の特徴を決めつけてしまうと
当てはまらない人が迷惑するだけですし、
平等環境のポイントを見失う恐れもあります。

例えば、
「左利きだから算数得意でしょ？って言われるけど違うし…、特に百ます計算なんて最下位。」
と悩む子どもがいたら、
「左利きは優秀なんだからそのうち大丈夫になるよ。」
なんてなぐさめている場合ではありません。

百ます計算用紙が左手書き対応になっているかを
速攻チェックするべきで、
そこがクリアされているなら
あとは個性です。

左右問題のもう一つの要因「多数決」が
反対方向に効果を発揮したのがスポーツで、
「実力が同程度なら希少価値で左有利」です。

なので、希少性以前にも実力が必要ですし、
そもそもスポーツをやっていなければ
縁の無い話ですから、
左利きでさえあれば有利なわけではありません。

ところで、以前の日記で
メッシは左利きだから上手いわけじゃない…と
試合の動画を反転させて解説していた記事に
「反転させたところでメッシだけが右利きになるだけだから意味がない」と
書きましたが、

もし希少性なしで上手いのを証明したいなら
メッシ以外も敵味方ともに全員レフティで試合をして
（通常サッカーの右に対する左の割合程度の人数で右蹴りをいれてもいい）
撮った動画を反転させて
「ほら、メッシは左利きだから上手いってわけじゃないよ。」
としないといけません。

左右問題は
「正しく違いを把握」して、
右も左も当たり前な環境を目指していけたらいいと思います(^^)/