【ツアー旅行回想録・5】1988初上陸
3泊した北京での観光先は、初心者定番コースですから故宮、天安門広場、万里の長城(八達嶺)、明の十三陵、頤和園、天壇公園など…感想と印象:人込みは人間のにおいでモワッとする。(汗をかく季節でしたけど、いったい何を見に行ったんでしょうね。・苦笑)観光以外には家庭訪問…市内中心部の、とあるお宅へ。長老的雰囲気の年配の男性とお孫さん?小学校低学年ぐらいの女の子が出迎えてくれました。簡素な感じの部屋の真ん中には、14インチのテレビが大事そうにカバーをかけられて置いてありました。(後の留学中でもテレビのある家はほとんどなかったので、裕福なご家庭だったのでしょう。そうでなければ外国人なんて連れて行かないとは思いますが。)長寿の秘訣は?などの質問のやり取りがあったのを記憶しています。幼稚園訪問…(当時は)未婚の若い女性だったため?「あ、子供がいっぱいいる。」程度の印象でした。何日目かの夜、ツアー参加者ほぼ全員で王府井に繰り出しました。ガイドが「日本でいえば銀座通りのようなところです。」とは説明していましたが、正直思ったのは「その比較は無理があるんじゃないの?」誰かが近くの露店で買い物をし、百元を出したら店主の少年はまるで宝くじにでも当たったかのような喜びよう。兌換券だったからです。たくさんのおつりはもちろん人民元で、受け取った人は苦笑いでした。※兌換券…93年ごろまで流通していた外国人用のお金。それでないと買えないもの等あったり、裏では人民元との交換レートが存在しました。ホテルに帰る際、どなたかが貸し切り用のマイクロバスを見つけてきてくれました。代表が値段を交渉し、全員がきっちり乗ってさあ出発!運転手のお兄ちゃんは、かなりのスピードで運転です。走りっぷりは、道路(長安街)まで貸し切りになってしまったかのような勢いで、何キロぐらい出ているんだろう?とメーターを覗いたら壊れていて針は動いていませんでした。(苦笑)あっという間に西苑飯店に到着。渋滞なんてあり得ないほど車が少なかった時代ならではの体験でした。