ギロホリック

フキキの通う幼稚園は、造形方面に力の入った幼稚園です。
（うちはたんに近くて保育料の安さに引かれて、うっかり入れちゃったんだよね。）

もしかしたら日本で一番絵を描かされる園かもしれません。
それくらい、特に描画には熱が入ってます。絵の指導は結構厳しいらしく、クレヨン、絵筆の持ち方から、塗り方など徹底的に仕込まれます。

一本の木を描くのにも、実際に森まで行ってそれぞれ木の種類によって木肌の色や質感が違うこと、枝の形の面白さなどを、目で、手で触れてから何十種類もの絵の具を使って描かされます。


そんなわけで月に何点もの作品を仕上げるのですが、そのほかに毎月決まったテーマでカレンダーも作ります。

4月は「つくし」5月は「こいのぼり」てな感じで、絵を描いたり折り紙を貼り付けたり・・。
同じテーマで描いても皆それぞれ違った出来上がりで、見るほうも楽しいです。

さて、6月のテーマは「おたまじゃくし」。
例年「かたつむり」か、「アジサイ」だったような気がするんだけど・・。


で、フキキの作品です。

おたまじゃくしのほか、かえるを描いてもいい、と言われたらしい・・。



徹底した指導も及ばない例があることが、顕著に表れた絵であります・・。

にしても、相当厳しいと知ってるだけに、これを見たときには口があんぐり状態になっちまった。


母「先生、これでいいって？おこられなかったの？？」
フ「うん。『これもかえるだもんね』って言ってた。」
母「・・・」


造形美を極めた先生には、さばけた人が多いのだろうか・・・。
・・それとももしや、隠れケロラーか？？

いずれにしても、フキキをここまでのケロラーに育てた方としては、今後の園生活に一抹の不安を覚えるのでした・・。