|
カテゴリ:潮流
「家計でも旦那のパチンコ代を奥さんは無駄だという。奥さんが通信販売で高い化粧品を買っても旦那は無駄だと…。」
自民党の与謝野馨氏(党税制調査会小委員長)の話です。 与謝野馨氏は,次のように唱えます。ことほどさように,なにが無駄なのかは「人の価値観による」ので,予算の無駄をゼロにすると言わない方がいい…。しかし,与党の政治家の言葉にはご用心を。 人の「価値観」の自由を重んじるような口ぶりですが,下心がみてとれます。 日頃“増税派”の考えを隠さない与謝野馨氏です。“同じ財政再建でも,予算のどこを削るか論争するひまがあるなら消費税の増税を急げ”が本音でしょう。 実は,福祉や医療はさんざん削ってきたのですが。 与謝野馨氏のたとえを借りると,大阪の橋下知事はひとつの「価値観」に凝り固まった人らしい。予算を切り詰める「大阪維新」案を打ち出しましたが,削るのは福祉・医療や教育で,温存するのは大型開発です。 とてもはっきりしています。 仮に,妻か夫か,どちらかが重病にかかったとしましょう。夫はパチンコ好きだからと,妻は化粧品が欲しいからと,連れあいの医療費を削るでしょうか。 同様に,福祉や医療は住民の命綱です。 しかし,橋下知事は,いちだんと「価値観」をみがきます。大阪府はもっぱら産業政策をうけもち,住民サービスは市町村へ,と。 なんのことはない,大阪府はまるで経済産業省や国土交通省の下請けのようです。政治家や大企業の利権と癒着がはびこる,無駄な行政の。 ↑ 更新が遅れておりますが,宜しければ「応援クリック」をお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年10月31日 06時32分32秒
コメント(0) | コメントを書く
[潮流] カテゴリの最新記事
|