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カテゴリ:潮流
テレビで自転車競技「ツール・ド・フランス」の中継放送を見ていました。選手たちは峠をめざして登って行きます。あたりは,アルプスの麓ののどかな風景です。と,急に揺れが来て現実に引き戻されました。
震源は,東京から遠い岩手県沿岸の北部。またも東北地方の地震です。6月の岩手・宮城内陸地震のつめ跡はまだ生々しい。 先週末には,福島県沖の地震で津波注意報がでたばかりです。 「こんな大きな揺れは初めて」,「なにかにしがみつこうと必死だった」…。 恐怖の覚めやらない表情で振り返る人。転んだり階段から落ちたりして負傷する人が相次ぎました。反面,住宅の被害は少ない。震度6強は,約6,500戸があ全・半壊した昨年7月の中越沖地震と同じです。今のところ,住宅の全・半壊はないようです。揺れ方の違いといいます。 筑波大学の地震防災・構造動力学研究室が,インターネット上でこんな模型実験をしています。 震度6弱ほどで,まずは周期0.5秒以下のごく短い揺れ。人間は倒れますが,家は平気です。次に周期1秒-2秒の揺れ。家だけが,あっという間に倒れます。高層ビルが弓なりに反る,周期2秒-5秒の揺れの実験もあります。 岩手中部地震の場合,人がとりわけ激しく感じるごく短い揺れが強く,家屋を倒すやや短い揺れが弱かったそうです。 もし逆だったら,家に押し潰される犠牲者が多かったかもしれません。 先の実験は,まず住宅の備えを固めるよう全国に警告します。 ↑ 更新が遅れておりますが,宜しければ「応援クリック」をお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年10月31日 10時56分43秒
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