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北京五輪の開幕まであと10日に迫りました。夏の風物,高校野球の甲子園大会も8月2日から始まります。うだるような暑さにはうんざりですが,スポーツのわきでる熱さは心身に栄養を与えてくれそうです。
東京,ソウルに続き,アジアで3度目となる夏季五輪。古都北京を縦横にめぐる地下鉄ができ,真新しい競技場が集まる五輪公園内には選手村も開村しました。期間中,約50万ともいわれる外国人の受け入れ準備も最後の追い込みです。 急激な再開発がすすむ一方で,昔の風情を残す町並みが失われています。 「胡同」(フートン)と呼ばれる細い路地もそのひとつ。ここには伝統的な家屋があり,季節を感じさせる物売りの声が響き,素朴な庶民の生活が息づいています。 50万年前,すでに人類が生存していた北京。 戦国時代に燕(紀元前11世紀-13世紀)が都城を置き,1200年代公判には元のフビライが大都を築きました。明や清王朝,戦争を経て1949年,中華人民共和国の建国が宣言されます。 悠久の歩みを刻みながら,近代都市へと変貌していく地,北京。ここはまた,平和と安定の勢力がつづく北東アジアの中心地でもあります。そこで平和の祭典を成功させることは,大きな意義があるでしょう。 世界中から集う人々が,ひずみを抱えながら変わりゆく北京の風をどう受けとめ,感じるのか。五輪の話題といえばメダルの行方だけ,では淋しい。 スポーツの醍醐味を楽しみつつ,歴史と現代に思いをめぐらせたいものです。 ↑ 更新が遅れておりますが,宜しければ「応援クリック」をお願いします お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2008年10月31日 12時05分59秒
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