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2007年02月04日
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カテゴリ:子育て・教育
ガイアの風 パート2 2月4日(日)2007年
コーディネーター 藤原 美弥子(トラークルハウス)

 前回はルドルフ・シュタイナーという人物のバックグラウンドとその思想や社会実践の輪郭について触れ、吉岡さんと私たちのそれぞれのシュタイナーとの出会いについてお話をさせていただきました。今回は彼独自の人間観、世界観である人智学について光をあて、彼の功績のうちで最も有名ともいえる教育の分野について共に考えてみたいと挑みました。
 今、シュタイナー教育はブームである!といっても過言ではありません。本屋に並ぶシュタイナー教育関連書籍は今最も充実しているのではないでしょうか。シュタイナー教育のイメージといえば、色々でしょうが、宿題や点数のない学校、自然な子育て、テレビやゲームを与えないしつけ、シュタイナー幼稚園、ミヒャエルエンデ、雑誌クーヨン…などが思いだされます。書籍は子安美智子さんの〈ミュンヘンの小学生〉、松井るり子さんの〈7歳までは夢の中〉などが有名です。
 親や教育者からすると、教育の方法論にばかり関心を抱きがちですが、その背後にある思想についてはかなり難解なのでとっつきにくい感があるようです。シュタイナー教育の根幹はシュタイナー思想=人智学(アントロポゾフィー)にあって、私たちの生きている世界が『物質』『精神』『魂』の3つの世界で成り立っていることや、芸術を宇宙『マクロコスモス』と人間『ミクロコスモス』、感覚と超感覚をつなぐものとする独自の基本認識があるのだとお話しました。そしてシュタイナーの思想と実践からは『全てを芸術的にあらわしてゆこう』とする彼自身の大変な決意が感じられるとも述べさせていただきました。
 シュタイナーは、教育そのものが芸術であると考えています。人間の成長も年齢ごとにしっかりと区分けされていて、7年期というライフサイクルによって人間が変化を遂げてゆく歩みをとても重要だと考えています。混沌とした私たちの時事問題には、表面的に取り組んでも何も見えてくるはずがなく、親や教師が子どものなかの生命力、子どもの魂が実際に感じ取っているものの中に入り込み、ともに直感と感情を働かせなければ問題の解決にはつながらないのではないかと感じさせてくれます。
 吉岡さんも私もシュタイナーに真っ向から取り組むときにはかなりのエネルギーと集中力を必要とするようです。吉岡氏の幼年期について、またナビゲーターの方の幼年期についても少し思い出してみました。吉岡さんの崇拝する高橋巌氏はかつて講義の中で、感受性の強い子ほど、悪の道にも入りやすいと述べていました。けれど母国語の教育をしっかりとやった者は大筋大丈夫だそうで、この事は言葉がどれほど人間の根底の力を支えるかをあらわしているように思いました。言霊は本当に薬草以前の癒しなのだと実感します。
 そしてシュタイナーからすると7才~14才に子どもはエーテルの覆いから自由になり、前世の果実としてエーテル体の中に持ち込んだ性向が発展するといいます。私の娘ももうすぐ小学生になり、背後から教育の本当の意味が見えてくる時期を迎えています。未来である子どもと向き合うには、大人は自分の人生のはじまりから今に遡ることで、きれぎれになった本当の自分とのつながりを思い出し、見えなくなっていた魂の願いを見いだすことをして、もういちど自由を獲得しなければならないのだと思い始めました。そのうえで親子の絆や夫婦のつながりを身をもって大切だと感じられるのかも知れません。
 次回はこの7年周期ごとの人間の成長と変容について、より理解を深める※バイオグラフィーについて光をあててみたいと思います。シュタイナーの人智学をいかに自分の人生設計に生かすかということにつなげてゆければと思います。日々の中で弱った自分を励ますマントラ、子どもを産み、育てる時に唱えたい瞑想といのりの言葉、そして生命力や言霊を自分の中に思い起こさせ、自分が宇宙とつながっていることを身体で感じるオイリュトミーについてもご紹介したいと思います。
 ということでシリーズ3は『シュタイナーを取り込みつつ、自分のカルマと共に生きること』をテーマに認識を深めてゆければと思います。
 ご縁あって吉岡さんと我が人生の師であるシュタイナーを語らせていただくことを心から幸せと思い、感謝しています。

    ※バイオグラフィーワーク=シュタイナー教育や医療の背骨ともいえる
  成長の7年周期に沿って自分自身と周囲の世界の世界の関係に学ぶ
  大人のための自己教育のプロセスです

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最終更新日  2007年02月07日 10時13分37秒
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