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ガイアの風

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2007年06月03日
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カテゴリ:精神世界
ガイアの風パート2  
ゲスト 福岡・はすの実 代表 江原 美智子さん
コーディネーター トラークルハウス 藤原 美弥子

今年はじめからずっと続いているシュタイナーシリーズ。この『ガイアの風』パート2、第一週目の上半期はずっとシュタイナー関連のゲストで、人智学(アンドロポゾフィー)をクローズアップしてきた。この試みは何よりも私たちの認識を深めることにつながり、北九州における人智学(アンドロポゾフィー)運動の拠点としてのあらたな役割を見いだすことへと私たちを導いた。
 この一連の流れの締めくくりにふさわしいゲスト、江原美智子さんをお招きできたことは意義深い。江原さんは福岡での人智学運動にもう30年近く携わっている。江原さんの魂の遍歴をはじめて深く伺い知る事ができて、私にはまた生きる励みとなったようである。
若き日のシュタイナーとの出会い、シュタイナーの思想を探求する人々との出会いと啓蒙活動、そして魂の進化について言葉を選びながら丁寧に語って下さったことが印象深かった。
 人智学とはひとことでいうとどのような思想ですか。とあえて聞いてみた。
「関係の学問だと思っています」と返ってきた。「人間と自然、人間と宇宙、人間と人間、うしたものを深く結びつけてゆく学問でしょうか」江原さんが人智学に出会われたきっかけは自分自身の問題に直面した学生時代に遡る。自分は何か、他者とは何かを真剣に考えていた時期にそうした問題に正面から取り組むことのできる学問がなくて探していたという。人智学はそうした問題に取り組むことのできるものだった。人智学では他者と自分はかぎりなく深くむすびついてゆく。とても難しいことだが、認識を深めることによって他者を理解してゆくというところに人智学のあり様がある。
 江原さんが尊敬する舞踏家であり、シュタイナー思想家であり、世界的なダンサーでもある笠井叡さんという人がいる。彼との出会いの影響は江原さんにとってとても大きいようだ。短大時代に創作ダンスをやっていて、魂の問題と肉体の問題に壁が生じた時、笠井氏の舞踏に出会った。笠井氏もちょうどオイリュトミーを習いにドイツへ渡ろうとしていた頃である。その頃から一貫して変わらない笠井さんの舞踏への姿勢。江原さんたちは笠井さんを年に1,2度シュタイナーの生理学『オカルト生理学』の講義のために福岡へ招いている。そこで人体を読み解くというシュタイナーの講演集に沿って学んでいくと臓器はつきつめてゆけば宇宙を感覚する器官であることがわかってくるという。それをオイリュトミーで実際に深く感じてみると、肉体の持つ内的な意味がますますわかってゆくというそして笠井氏の言葉が印象的だった。彼が一貫して追求しているのは、自分と身体とのかかわりだ。「ダンスを行う身体に筋肉が必要なようにこのかかわりを生み出しているイマジネーションにも筋肉がある。ダンス、イマジネーションとはこの筋肉を一方では鋼鉄のように強靭に、一方では真空のように柔らかに伝えてゆくダンステクニックのことです」この言葉に私も胸を打たれてしまった。
 江原さんの人生にもう一人、大きな影響を与えた人物がいる。シュタイナー研究の第一人者である高橋 巌さんである。高橋氏は哲学の中でもとりわけ美学というところで教鞭をとっていた人だったがヘッセのデミアンに感銘を受け、ドイツへ渡った。そこでシュタイナーに出会い、シュタイナー思想を日本に紹介したという流れを江原さんより聞く。1999年より年2回高橋氏を招いて、母親たちが中心となって講演会を行ってきた。まだ今のようにシュタイナーの関連書籍が本屋の棚に平積みになっていない時代からだ。たくさんの出会いとともに自分たちで草の根的に教育運動を行うなかで子育てに悩みを抱く母親たちが救われることも多くなったという。この流れをどのようにとらえているのか聞いてみた。「シュタイナー自身もキヨスクで自分の文庫本が売れていくのを望んでいたですから人々のなかに自然に広がってゆくことに抵抗がないと思います。けれどシュタイナーが本当に言わんとするところをもっと大切にしなければ意味がないように思えます。母親の自己教育なくしてシュタイナー教育は語れませんから。」この夏にも高橋さんは、人智学の講演の為に来福される。78才とはとても思えない柔軟な魂の持ち主で人智学運動を日本に下ろしなお精力的に活動されている。是非私も今回は行きたいと考えている。江原さんにこの対談の前後にもたくさんのお話を伺った。私の中にすでにひとつの一貫した流れが生まれている。そしてこのご縁とともにシュタイナーがそれぞれの魂の内部に生き続けていることを再認識できるまたとない機会を頂いた。そして今日のテーマ、“人智学を人生に生かす”という言葉がますますリアルな意味をもって私の日々を支えている。そう、人智学では他者と自分はかぎりなく深くむすびついてゆく。江原さんらに助
けられながら、私たちの人智学運動にもますます力が与えられるようにと願う。
これからの江原さんのさらなる発展を祈っている。

【はすの実 事務局・お問合せ先Tel/Fax。092・946・2020 八尋恵美(昼間)092・863・1916 江原美智子(夜間)

《シュタイナー教育講演会 高橋 巌氏講演》
        今の時代を生きるために
●日時:2007年7月1日(.日)
 午前の部講演10:00~12:40
「 母親の自己教育」
~シュタイナー教育の観点に立って~
生きることが、とても難しいこの時代の中で、親と子のいい関係をつくるために母親がどう関わることができるのか考える時間にしたいと思います。

午後の部講義14:30~17:10
「神智学を読むV-認識の小道」
神智学の最後の「魂の修行」に関する問題を一緒に考え深めたいと思います。
 *テキストとして「神智学」(ちくま学芸文庫)を使用しますので用意できる方はご準備ください。

●参加費用
 午前の部2500円(前売り)2700円(当日)
 午後の部3000円(前売り)3200円(当日)
 どちらか一方の参加も可能です。

講師 高橋巌氏プロフィール,

ドイツ浪漫主義を通して、シュタイナーの思想に出会う。
73年慶応義塾大学文学部哲学科美学美術史教授を退職。日本における人智学運動の先駆者として多くの講演、著作活動を行っている。日本人智学協会代表。

  著書 『シュタイナー教育を語る』『現代の神秘学』最近では『シュタイナーコレクション』等 訳書 『神智学』『一般人間学』他多数

●予約・問合せ
 はすの実 講演会事務局
 ハ尋恵美 teL 092-946-2020
●会場
 福岡市早良市民センター
 第1会議室(3F)
●主催:はすの実 協賛:にじのいろ

※チケットはトラークルハウスでも取り扱っています。

─────────────────────────────────
  TRAKL Haus
 (トラークルハウス/植物・ハーブ・シュタイナー関連)
http://www.trakl.net
    mail to: haus@trakl.net
blog→http://trakl.exblog.jp/
    〒802ー0971
    福岡県北九州市小倉南区守恒本町 1-3-21
    TEL&FAX 093ー963ー1417  
    美容サロンTEL 093ー963ー1096





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最終更新日  2007年06月08日 17時11分09秒
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