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2007年08月05日
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カテゴリ:子育て・教育
ガイアの風 パート2 
本日のゲスト 聰子の日記の広場代表 鍬塚 聰子さん
コーディネーター 藤原 美弥子

 鍬塚さんとは考えてみるともう随分と長いおつきあいになる。鍬塚さんのお嬢さんが古くからのトラークルのお客様でお母様とのご縁を作って下さった。もう6年程前になるが私達が主催したライヤーのコンサートに来て頂いたのが最初だった。現在は月に2~3度、阿蘇ぽっこわぱ農園からのシュタイナー農法のお野菜を親子でとって下さっている。戸畑で長年続けられている「日記の広場」は聰子さんのライフワークそのもので、母と子の憩いと学びの場所になっている。いつも届けられる日記のたよりには聰子さん直筆の絵が添えられていて、四季折々の植物が季節感を伝えてくれる。丁寧な言葉で現在の活動について語ってくださった。

 トリオ・ファン・ダンゴスの曲で始まる。今日はこの音楽の作り手であるケイトミュージックからここに来られたらしい。音楽との即興で「枕草子」を読んできましたと話される。そして、活動のベースである日記の広場についてのお話を伺う。日記の広場に来られる子どもたちのいきいきとした絵言葉の綴りを見せてくださった。下の方には母親による言葉で子どもたちの思いや表情が伝わってくる。子育ては母親にとってはせわしない日常のなかでふと宝のような出来事をあらわしてくれるもの。いつしか子ども時代が短くなってしまったが子どもの瑞々しい感性に触れるときに私たち大人も失ってしまった子ども時代を思いだすのだろう。それは子育てをしている時代にはとても必要なことだと感じる。鍬塚さんもご自身は四人のお子さんを育てられた経験を持つ。ご自分の子育ての時には見つけられなかったものを日記の広場では発見できるのよ、と笑っておっしゃられた。子どもたちの絵や言葉から大切な何かを教わるのだと。子どもを育てる母親たちにとってはよき相談役、子どもの絵言葉から伝わってくる成長と母親としての葛藤などを受けとめてもらえる存在として大切な役割を担われている。音楽の選曲もとても素敵で、センスと趣味がよくていつもほんとうにお洒落な方だなあと思ってしまう。
 鍬塚さんは日記の広場を出て社会活動での取り組みにも目を開かれている。子どもたちを本当に大切に思うなら、未来の子どもたちの生きる時代を思い描いた時に、じつにたくさんの私たち大人のしなくてはならない課題に気づくのだと話される。できることは何だろうといつも考えられている。近日行われたばかりの地球交響曲第六番の上映会の受け付けでもお仕事をされていた。第5番を見て感激されて是非お手伝いをしたいと思われたのだという。そういうところがつくづく素敵な方だなと思う。クジラの歌にしばし耳を傾ける。ウエルとばたにて9月にまた第六番と第二番の上映会をするので是非見逃された方は見てほしいと話されていた。環境問題を考えるときにも子どもたちの想像力に働きかけるやり方でいっしょに丁寧に見つめ直してみる、クマの気持ちになって、問題が私たちの生活にむすびついていることを心で感じられた時に子どもたちははじめて環境問題に関わりを持つようになる。「クマともりとひと」という小冊子を頂いた。経済優先の人間社会の中でいつも犠牲を強いられる存在がいることを思うとき、毎瞬、毎瞬これでいいのかなあという疑問を抱くことから始まっていいと思う。子どもたちと美しい夢が描けるように、私たちの思いこそ美しく変わってゆかなければ。
 鍬塚さんもシュタイナー思想の教育や社会実践に古くから共感を抱かれている方だ。ドイツと日本で活動をされる横尾 龍彦さんという画家がいらしゃってその方もシュタイナーの影響を多分に受けられていて、鍬塚さんはその方に「魂で描く」ことを教わったのだという。私も機会があればその方の絵を見てみたいと思った。
 最後にコミュニティでのさまざまな活動についてお話しを聞いた。近日に北九州市立美術館にて「旅する絵本カーニバル」が催される。その中で鍬塚さんもお話をされるということなので私も是非子どもとでかけたい。子どもに本を読んであげるときの要点について少し伺う。北欧のある国では夜の絵本時間はお父さんの担当なのだという。3匹やぎのがらがらどんはお父さんが子どもに読み話す絵本なんだと初めて知る。また他にも、地元の絵本作家の描いた絵本を子どもに伝えてゆくと、子どもたちにはぐっと身近な場所のイメージを心に描いて感激するのだという。長年培われた経験と生来の鋭い感性で、丁寧に語られる言葉が心に響く。その語りをずっと聞いていたい気にさせられたのは私だけではなかったはずだ。あっという間の短い時間に感じられた。もっと聞きたかった。言葉や響き、子どもの心、イマジネーション、色音…私たちの活動を外から見つめたときに、また自分の認識が深められたように感じられた。狭い北九州の中なので、こんな素敵な方と手をたずさえてもっと子どもたちの幸せのために尽力できればと思った。言葉のスペシャリストとしてあらためて私たちの活動にもお力添えをいただけるようお願いしたいと申し上げた。鍬塚さんから教わるのはいつもずっと丁寧に貫いてゆくということ、新しい眼をいつも開いて準備しておくということ、それから何よりも楽しむということ。子育て真只中の私に勇気を与えてくださった言葉を思いだして今日を楽しみたい。またいつの日かゲストに招かせていただくことを想いながら。
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最終更新日  2007年08月11日 02時44分27秒
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