カテゴリ:芸術と文化
ガイアの風 パート2 ゲスト 花と自然のアクセサリー作家 レジナ(村田れじな)さん コーディネーター 藤原 美弥子 秋の匂いが風に漂う。今夜は秋にふさわしいアーティストをお招きした。 れじなさんは不思議な透明感の漂う女性だ。私たちトラークルハウスとも親しく交流させていただいている。特に義姉とは話が合うようで、2人の会話はとても楽しい。今日は日中は子どもの幼稚園の運動会だったのだが、れじなさんとの会話のひとときは不思議と柔らかく包まれているようで余計な力が入らずに癒された気がする。れじなさんとはこういう方なのである。つくづく大人でやさしく賢い方だなあとまたあらためて思った。 まず最初に最近の活動について、作品を見せていただきながらお話しいただいた。北九州市小倉南区葛原の緑多い静かな住宅街にある工房にて作品作りをしている。数年前そこを訪れた時の印象について、語らせて頂いた。まだ小さな娘も連れていったのだが、大きな木と猫がいる風景、玄関を入ると古い書棚があっていかにも興味をそそられる文学全集が並んでいる家。大林宣彦のフィルムに出て来るような佇まい。趣味のよいさりげない部屋の中の思いでの数々が語ってくるようだった。蒸し暑い夏だったけれど扇風機が回っていて、蚊もぶんぶん飛んでいるのにれじなさんは不思議と涼し気に微笑んでいた。植物のいろいろなフォルムがいろいろな風合いに表現されているアクセサリーたちは、どこにどのように添えられても独特の存在感を放つ。姉はいつも小さなバラのチョーカーを愛用している。私はハナミズキのイヤリングを大切にしている。 若き日々は横浜に住まわれ、お父様の考案されたこのアクセサリーの製作に従事して来られた。2003年に北九州市小倉南区にある村田工房を継がれ、さまざまな場所で個展を開かれている。2003年にはオーストラリアの小さな町での日豪合同作品展に参加された。その時に経験したアートと自然との融合をとても丁寧に語ってくださった。この経験によってれじなさんの中にも新しいエナジーが湧いてきたようだった。季節ごとに送ってくださる作品展のお知らせのはがきはれじなさんご自身が撮影している自然の草花の表情で、見る人にあらたな季節の到来を感じさせる。 れじなさんの背景にはれじなさん曰く“変わり者だった父上”の残された不思議な余韻を感じるのは私だけではないと思う。日本人離れした容貌のお父様はとても素敵な方だったと生前のお父様を知っている人から聞いている。感性というのも受け継がれるものだということを感じる。お父様が遊びの中で考案したという花と自然のアクセサリーはれじなさんの中で新しい感性とともに日々発展を遂げている。 ジャズに夢中というれじなさんの今夜の選曲も素敵だった。私自身は子育てに奮闘中だがこんな風にしなやかに年齢を重ねていければなあと思った。本当に素敵な人。というのが今日のラジオの感想です。 それから最後の心の健康相談室では、堀木さんがれじなさんのお父様をよく知っていることもあってまた御縁を感じてしまった。本当に面白い人でしたよ、とのこと。れじなさんのこともばッちり言い当てていて、れじなさんにとってもまた新しい何かを感じられた機会になったかも知れない。小倉井筒屋近くのギャラリー花衣さんで行なわれている作品展に是非足を運ばれて作品を見て欲しい。 ─────────────────────────────────────── TRAKL Haus(トラークルハウス / 植物・ハーブ・シュタイナー関連) http://www.trakl.net mail to: haus@trakl.net blog→http://trakl.exblog.jp/ 〒802-0971 福岡県北九州市小倉南区守恒本町 1-3-21 1F TEL&FAX 093.963.1417 美容サロンTEL&FAX 093.963.1096 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[芸術と文化] カテゴリの最新記事
|
|