カテゴリ:環境活動
◆パート1 FMもったいない塾第1回 出演者:金丸勝利 吉岡和弘 テーマ:北九州のもったいない ●「もったいない」というすばらしい言葉があります。 日本食の麹食文化のような、独特にして、深みのある、英訳不能の言葉。 この「もったいない」という言葉が、ケニアの環境大臣で、黒人女性で始めてノーベル平和賞を受賞した、ワンガリー・マータイさんによって、環境のキーワードとして世界に紹介されたのは数年前のことです。 英訳不能のため、そのまま「もったいない」として、世界に拡がりました。 日本のよさを外人に教えられた格好でもあります。 さて、しかし、この北九州には、10年も前から、「もったいない」を環境のキーワードにした活動が始まっていました。 99年、北九州活性化協議会の中に、環境を考えるところとして、「もったいないフォーラム」が創設されました。 以来、さまざまな環境活動を発信して、今日に至っています。 ところで、環境首都と謳われ、公害を克服した街として、国内外から高い評価をいただいてきた北九州市ですが、今、エコを志向している状態に、納得感があるかというと、どうも違和感があるという人が多い。 これまでは、これでよかったが、これからは、また、次元的進化が必要ではないでしょうか。 勝手に総括的に語ると、そんな、感覚が共通のものとして感じられてしかたがありません。 そこで、さまざまな、次のステップへの、蠢きもある中で、もったいない総研としても、次のステップに向けた、動きを創造してゆかねばという思いが立ち上がってきました。 そして、今年は、もったいない塾を開催することとあわせて、ガイアの風の毎月1回、もったい座談会と名うち、もったいない総研主体で、いろいろな、北九州のもったいないを、次のビジョンを、明るい未来を、語り紡いでいくことにいたしました。 どうぞ、よろしくお願いします。 皆さんのご意見を、どしどし、お越しくださるよう、お待ちしています。 さて、今回1回目は、「北九州のもったいない」と題して、これまでの、もったいない総研と北九州のエコの振り返りをしてみることにしました。 ●これまでのもったいない総研と市民活動のエコ 99年に、北九州活性化協議会の中に、もったいないフォーラムが創設される。 北九州をリードしてゆき、市民、行政、企業をコーディネートしてゆくことが目的でした。 01年、北九州博覧祭が開催される。エコの博覧祭でした。 そこで行われたイベントをその後も継続してゆこうという思いが繋がりました。 02年、フォーラムが総研になる。 もったいない総研の主催で、エコライフステージが開催される。その後、総研から開催主体は移り、しかし今日まで毎年継続して開催されています。 現在のもったいない総研は、子供の環境教育に力をそそぎ、JCとタイアップして、キッズISO等に取り組んでいます。 また、NPOのシニアネットワークも、もったいない総研の分科会から、NPOに成長していったものです。 ●これからの課題 NPOができてきたのも、この10年でした。 今や、たくさんのNPOができてきました。 しかし、どこも、ボランティアに終わって、お金がないことが、共通の大きな問題となっており、それがゆえに、続かないという現象も一般化してきているようです。 その指導や、ファンドの設立など、他ではすでに、出来てきています。北九州も、おくればせながらも、そのようなことが必要でしょう。 また、企業という面では、エコタウンに象徴されるように、日本トップの環境対策として評価され、海外にも自慢できるものとなっています。 しかし、市民とどれだけ繋がっているかとなると、物足りなさを禁じ得ません。 東京の町田市では、レジ袋ゼロ活動がスタートしました。 すばらしい、徹底した、町一体となった運動です。 また、この4月22日は70年から始まった、世界的なアースデーの日で、その前の土日である19、20日は、東京でも、大きなイベントが行われます。 金丸さんは、そちらに足を運んで、目で見てこられるとのことです。 また、近くでは、中津で、ヒーリングアース2008というイベントが行われます。 吉岡は、こちらを見てきたいと思います。 しかし、北九州では、何もありません。 これが、北九州市民の、本当の、エコの意識レベルの表れではないかと思い、残念です。 北九州も、市民活動、市民と企業とが一体となった、活動という面、大企業の市民活動への応援、CSRといった面が、これから本格的に必要な局面ではにでしょうか。 それを、紡ぐのが、もったいない総研の今後の使命ではと考えています。 次の、すばらしい、永続可能な、社会、文化の創造に向けて、みんなで頑張っていきたい、夢を描いて、実現していきたいと思います。 もったいない総研、頑張ります。よろしくお願いします。 (コーディネーター 吉岡) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月02日 18時05分22秒
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