カテゴリ:環境活動
◆パート1 出演者: アジアン交易社 代表取締役 賀来 江美さん ワールドインテック 海外事業部 石 虹さん テーマ:北京オリンピックと中国の環境問題 (写真左 石さん 右 賀来さん) 今回は、オリンピックたけなわの中国の環境問題について、オリンピックの話も交えながら、 中国出身で、日本で頑張っておられる女性二人に、お話しを伺うことにしました。 【ゲスト紹介】 <賀来 江美さん> 中国河北省生まれ。1993年来日。2004年会社設立。環境をテーマに、日中でビジネスに取り組む。 傍ら、中国からの修学旅行を企画、受け入れもしている。 今後は北九州の技術を中国に伝えていきたいと思っている。 <石 虹さん> 中国吉林省生まれ。1994年来日。 ワールドインテック社にて海外の人材受入れの仕事をしている。 【北京オリンピックについて】 放送日の2日前に開会式が行われました。 最近中国は株価が下がり、中国でビジネスをする加来さんは中国経済について懸念していましたが、開会式を見て、感動したと同時に出演している中国の人たちの自信に満ちた表情を観て、これからの中国は大丈夫だ、将来は明るいと感じたそうです。 北京オリンピックの中国ボランティアは約170万人、宿泊部屋9,993部屋と、歴代オリンピックの中でも大規模なものとなりました。 今後も中国は世界経済を支えていく重要国となっていくことでしょう。 【中国の環境取組】 2008年6月中国ではスーパーのレジ袋無料配布が法的に禁止となりました。 各自がマイバッグを持参し持ち忘れてしまった場合は有料のレジ袋を購入するというものです。 石さんはこの法律施行後に中国へ行った際に、実施状況について半信半疑でスーパーに行きました。 しかし「袋は?」と店員に聞かれ、「ないです。忘れました。」と答えたところ、怪訝な顔をされ、法律の徹底されていることを実感したそうです。 【お二人の思い】 賀来さん、「日本人は、すばらしい技術をもっているのだから、もっと自信をもって、中国にそのすばらさい技術を伝えていってほしい。」 石さん、「中国の国民の環境に対する意識も、どんどん変わってきています。これから、もっと意識はいい方向に向うと思います。日本は先進国として、間違いのないガイドをしてほしい。」 【感想】 北京オリンピックと現在の中国の環境取組。中国の急成長をとても実感する1時間でした。 日本やアメリカの工場地帯となった中国は、必然的にその公害もひきうけてしまったような構造問題があり、公害の責任は日本にもあるとも言えるでしょう。そのような視点を初めて気づき、考えさせられました。 昔は日本でプラスチック、ビニールのパッケージに包まれた商品を見て、中国の人たちは「先進国はこうあるべきだ」と進んでプラスチック製品を取り入れていった。 しかし、それが実はよくないことだと解り、日本より先に、法律でプラスチック禁止令を出し、完全に無料レジ袋を一斉に廃止したそうです。 日本も、中国のこのような良い決断を手本とし、環境取り組みに対して大きな決断するときがきているのではないでしょうか。 (ナビゲーター 千恵) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年09月01日 19時29分42秒
コメント(0) | コメントを書く
[環境活動] カテゴリの最新記事
|
|