カテゴリ:環境活動
レポート1月18日(日)20時~21時放送の「ガイアの風」
出演者:北九州市立大学 准教授 岩松 文代さん (環境社会学・森林文化論) テーマ:ラジオもったいない塾「人間文化から自然を考える」 (写真左 吉岡 右 岩松さん) ●岩松文代さん 東京出身。高校のとき、みかんに農薬が沢山ついていることがいやで、何とか安全に安心なみかんが食べられるようになったら、という思いから、大学は農学部に進む。 大学を出て、山林を切り開いて都市開発することを止めたくて、学者やボランティアが言っても効果がないので、都市開発の企業に就職し、乱開発を止めさせられたらと思った。 しかし、現実はそうはいかず、考え直し、大学院に再度入学、森林科学を研究。 5年ほど前、北九州市立大学の教員として北九州市に来る。 一度来てみて、工業都市と聞いていたのに、山や森が多いので気に入る。 北九州市立大学では、環境が理系なのだが、めずらしく、文学部の中で、環境社会学を教えている。 ●研究テーマ 森林科学が専門だが、森林そのものより、人間社会との関係として、山村問題、集落に関心をもち、環境社会学につながる。 特に伝統的な文化に関心をもち、民俗学や観光学にも繋がる。 学生時代は、茅葺屋根の民家を泊まり歩く。 ●大学での授業 フィールドワークに力を入れており、学生を連れて、山に入り、タケノコを掘ったり、ヒノキ人口林の下草刈りをしたり、植林をしたり、、、そしてみんなでおいしい弁当を食べ、、、文科系の学生もいつのまにか自然環境に関心をもつようになっている。 ●竹の研究 北九州市が竹の産地でもあることから、最近は竹の研究に力を入れている。 歴史、経済、生態。 日本の竹文化は危機。 竹材の生産は激減中。 なんとか、竹のすばらしい文化を復活させたい。 竹文化の研究は日本文化の研究につながり、そして中国、台湾へと関心と研究は広がっていきつつある。 岩松さんは言います。「日本と竹の文化のよさをもっと知りましょう。」 (コーディネーター 吉岡) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年01月25日 21時37分21秒
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