カテゴリ:精神世界
出演者:時間とエネルギーとお金のファシリテーター 冨田貴史さん テーマ Time is Art. コーディネーター 常冨 泰弘 (Be Good Cafe Fukuoka 代表) (写真 左 常冨 右 冨田さん) (スピリチュアルマガジン「スターピープル」の最新 28号は、奇しくも、10Pに冨田さんが、そのすぐ後の12Pから常冨さんが、揃って執筆しています。ご覧ください!) 冨田貴史さん 1976/5/18生 13の月の暦、マヤ暦、旧暦をベースに暦と時間をモチーフにしたワークショップを 日本各地で行っている。また、環境やエネルギー、核、コミュニティー、お金などを テーマにイベント、ワークショップの企画、執筆なども行う。 ブログ http://radio-active.cocolog-nifty.com/blog/ ○冨田さんが使っている暦について教えて下さい。 僕が今使っているのは、普段皆さんが使っているグレゴリオ暦と13の月の暦と旧暦 です。 13の月の暦というのは、古代マヤの考えをベースにして作られた新しい暦です。 旧暦は、太陽太陰暦とも言います。 立春、立夏、立秋、立冬という太陽のカレンダーと、今日が如月の五日という月のカ レンダーを合わせて旧暦、太陽太陰暦と言います。 ○暦のワークショプをされるようになったきっかけは? 1999年から4年ほどソニーミュージックで売れっ子アーティストのマネージャー をしてました。 その中で分刻みのスケジュールをこなしていくうちに自分がわからなくなっていきま した。 そのストレスがかなりたまっていた頃、ヨガに出会って瞑想などをしていくうちスピ リチュアリティに出会ったんです。 その中で13の月の暦をつくったホゼ・アグエイアスのインタビュー記事を読んだり しました。 時間に追われている理由のひとつに自然に即してないカレンダーを使っているという ことに気づき、13の月の暦を使うことで自分の内面を見つめるようになりました。 それから大幅に自分が変化していくのを感じ、そういうことから暦を深く学び始めま した。 ○グレゴリオ暦は私たちの体や心にどんな影響を与えているんですか? 単刀直入にいうとグレゴリオ暦は宇宙のどんなサイクルにも合ってないカレンダーで す。 例えば、鳥や猫は、28日、30日、31日で何かを切り替えたりというランダムな カレンダーのバイオリズムで生きてないですよね。 人間の頭だけがそれを理解できるわけです。 人間の五感すらも読み取ることができないようなカレンダーを僕たちは使っているん です。 ということは人間社会の中ではうまくいくけれども、他のもののことがわからなく なっていく。 グレゴリオ暦はお金と密接に結びついているんですが、人間社会のシステムの一つで あるグローバリゼーションが広がっていく流れの中で、グレゴリオ暦も世界中に広 がっていった。 利子を計算したり、貿易をやりやすくするためにカレンダーを統一していったんで す。 ○スピリチュアルなことに興味のある人は13の月の暦について知っている人は多い ですよね。 内側の時間に向き合ったり、自分の気持ちに向き合うようになると、やすらいだり、 安心感が生まれたりします。 そうした時に、違う時間の流れを感じ、追い立てられているものから解放されます。 結局は追い立てていたものは自分だったということに気づくわけですが、自分だけの 時間を味わうサポートになるのが13の月の暦だったりします。 ○13の月の手帳を持っていたり、カレンダーを壁に貼っている人は多いと思います が、自分の生活の中に落とし込んでいる人は少ないように思います。 13の月の暦には答えは書かれてはいないんです。 答えは与えられるものではなくて、ここにこういうキーワードが書かれている今日と いう日はどんな日なんだろうと探るというようなことで時間とつきあっていく。 またはその自分の内側に浮かんだことを記録したりというようにやっていくと、いろ んなシンクロが発見できたり、後から書いたものを見て、ああ、やっぱりこの日こう いうことを感じたことが今日に影響を与えているんだなと気づいてきます。 例えば、13の月の暦には、20種類の太陽の紋章というのがありますが、おおまか に分けて赤、白、青、黄の四つがあります。 赤は創始のエネルギー、白は洗練のエネルギー、青は変容のエネルギー、黄色は熟成 のエネルギー、それを一日一日意識していく中で、変容とはどういうことなのか、熟 成とはどういうことなのかという理解が深まっていく。 それを忘れたり思い出したりすることで4日周期のリズムができていく。 僕はグレゴリオ暦は単なる記号として使ってます。 2月28日から3月1日に日付が変わっても、僕の中では何も変わらない。 もちろん月末になると世の中はこうなるとか、家賃を払わなければならないとかは あったとしても、それを自分のバイオリズムにはしない。 グレゴリオ暦を使いながらも依存しないようになるんです。 ○13の月の暦にはキーワードがあるので日々の意味を考えたりしますよね。 僕が13の月の暦を使い始めて最初に起こった変化は、集中度が増したことです。 今日という日からメッセージを読み取ろうというようになった。 28日の中の今日は何日目で、260日周期の中の何日目で、13日周期の何日目で ということを見ていくことで、無駄な日が一日もなくて、毎日が特別な感じがする。 そのことによってエネルギー、感情、気持ちが変化するので、一日の中で起きること がどんどん変わってきました。 ○13の月の暦を使い続ける秘訣は? 遊ぶことだと思います。 好きな人との銀河の署名の相性をみることも僕は否定はしてなくて、どんどんやった らいいと思ってます。 今日のキーワードはこうだから、こういうことに気をつけてみようというように、積 極的に関わっていく。 難しくしないで、楽しく使う。 わかってなければ使っちゃいけないなんてことはないので。 自分の好きなようにこじつけてどんどん使うと馴染むのは早いと思います。 ○13の月の暦から次に旧暦に興味が湧いたのはどうしてですか? 13の月の暦を使っていく中で、自分は何者なのかという疑問が出てきて、日本の歴 史、暦というものに興味が出てきました。 もう一つは、自然とつながっていく中で、森羅万象の変化、太陽、月の変化に敏感に なっていったことが、引き寄せ合うように、旧暦を作っている人に出会うようになり ました。 ○旧暦のしくみを教えて下さい? 具体的に、太陽の周りを回っている地球が今どこにいるのかというのがまず一つ。 これが太陽暦の部分です。 基本的には、夏至から冬至の流れと、冬至から夏至の流れで、太陽のエネルギーが衰 えていく、増していくという循環の中で今どこにいるのかということを見ていく。 これを細かく24等分したものが二十四節気というもので、立春、立夏、立冬、穀雨 とか清明とか、よくいう農事暦に出てくるものです。 もう一つは月の暦で、主に水に影響を与える。 満潮、干潮、大潮、小潮、人間の生理周期だとか。 もっと深くにあるマグマの影響で地震が起こりやすいとか。 人間の精神とかそういうものは月の影響を強く受けていると言われてます。 月が今どんな状況かというのを伝えてくれるのが旧暦の中の太陰暦です。 睦月、如月、弥生、ついたちが新月の日で、29日か30日の周期ですが、新月の前 日までで月が終り、新月から始まる。 ○旧暦はお米を作ったり、野菜を作ったりしている人には絶対に必要な暦ですが、都 会の人は季節の変化もなかなか感じられないし、縁が薄い暦ではありますよね。 都会で暮らしている人にも旧暦はぜひ使ってほしい。 どんなにビルが立ち並んでいても太陽や月が見える瞬間はあるし、生き苦しい都会に 生活していても僕たちは宇宙の中の一部ではあるわけです。 環境を変えなくても、心の向けようで安らぎというのは生まれると思います。 ラジオのチューニングを合わせて聞きたい番組を聴くように、自分のチューナーとし て、羅針盤、譜面のような役割が暦にはあると思います。 ○今日の月はどんな月ですか? 今日は五日月です。 あと1時間くらいで西の空に沈みます。 そういう発見をしていってください。 今日はこういう月で何時頃に出るなということを調べて、発見して、感動して下さ い。 本当にそのとおりに月があったと見つけて、いい気持になる。 そういうふうに日常が変わっていきます。 月を見てがっかりする人はそんなにいませんよね。 宇宙と僕たちは相思相愛だと思います。 旧暦を使うことはそのことに目を向けるチャンスでもあります。 ○月の満ち欠けは生物、人間にとってすごく大事ですよね。 大事です。 人の体も心も月のサイクルで動いているんだけれども、そのサイクルで動いている自 分を許すことで頭と心と精神がつながるんだと思います。 暦との付き合いかたは、自己愛だと思います。 無条件に、今の状態がどんな状態であっても許し、受け入れて、癒していくというこ とだと思います。 暦と付き合い始めて思ったのは、時間を愛しいなと思った。 そしたら時間が愛おしさを返してくれるようになった。 それはシンクロが起こるようになったとか、いろんなサポートが感じられるように なったということですが。 やっぱり捧げること、感謝すること、愛することなんだ、そしたらその分が勝手に循 環の中で返ってくるんだなということがわかったので、やめれなくなったんです。 時間を愛する。 時間は芸術だと思う。 時間をつぶすなんてとんでもない、時間を大事にするってこと。 ○最後にメッセージをお願いします。 自分に対してネガティブにならないこと。 時間を理解するためのキーは、時間をポジティブに解釈することだといいます。 自分が持っている手帳や時計といった時間に関わるもの一つ一つをを大事にする。 そして自分の時間を大事にしていくことで兆しは見えてきます。 それが見えた時に感謝するという繰り返しをキープすることだと思います。 (コーディネーター 常冨) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年03月08日 17時29分04秒
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