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2009年03月08日
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カテゴリ:環境活動
■レポート FMKITAQ「ガイアの風」3月8日(日)20時~21時放送

出演者:西日本工業大学 工学部 環境建設学科教授
環境ESD運営委員   皆川重男(みながわしげお)さん
同    工学部 環境都市デザイン工学科 4年生
牧原貴之(まきはらたかゆき)さん

テーマ:持続可能な未来と人を創る ~西日本工業大学 環境ESDプログラム~ 

コーディネーター:又野弥生(株式会社 九州画材)


(写真 左 牧原さん  右 皆川教授)


西日本工業大学 工学部 おばせキャンバス
京都郡苅田町新津1丁目11-1 TEL:0930-23-8849
西日本工業大学ホームページ http://www.nishitech.ac.jp/
→環境ESDページ http://www.nishitech-esd.jp/

西日本工業大学の「環境ESDコーディネーターを育成するプログラム」は
2007年度 文部科学省より*現在GPに認定されました。
競争率5倍という難関を突破し、九州では唯一の認定校です。
認定された要因として、西日本工業大学は自動車産業が集積している京筑地域にあること、
そして学校の周りには自然が多く、学校独自の自然を活かした施設も持っているからではないかと考えられます。また、地域との連携活動や小中高校大学の環境教育の核となる人材を育てる環境があることが共感され高く評価されたのではとも思われます。

*現代GPとは?
文部科学省の現代的教育ニーズ取組支援プログラムの略称。
社会的要請の強い政策課題のテーマ設定を行い、大学短期大学高等専門学校から
申請された取り組みの中から特に優れた教育プロジェクトを選定します。
広く社会にその情報提供するとともに、補助金を提供するなど財政支援を行って
これからの時代を担う優れた人材を養成することを目的としています。
 
◆環境ESDとは?◆
環境ESDとは、次の世代にこの素晴らしい環境を残そう、環境のための持続可能な社会を作る人材を育てようというプログラムです。
EはEducation(教育)
SはSustainable(持続可能)
DはDevwlopment(開発)
「持続可能な開発のための教育」です。

実はこの「ESD」という言葉は国連で話し合われた際に日本が提唱して世界に広がっている言葉なのです。残念なことにまだあまり知られていないのが現状です。
北九州にも北九州ESD協議会というものがあり、企業、大学、市民団体などが参加しています。
西日本工業大学はその中でも軸になるような存在です。

西日本工業大学の環境ESDは、コーディネーターを育てようというもので、西日本工業大学独自のものです。
同じ取り組みとして全国15の大学が行っており、それぞれ独自性があります。
今後、各大学と協議して、ESDを共通な資格認定にしていきたいと取り組んでいます。

◆環境ESDコーディネーターになるためには◆
講義にでて、実習に参加、16単位をとる必要があります。
環境ESDコーディネーター育成プログラム 16単位
・ 基礎知識講座(講義10単位)
・ 応用的講座(実習・演習3単位)
・ 発展的講座(地域連携3単位)
学費 1単位約1万円×16単位=16万→社会人価格:今なら特価5万円で受講できます。

今のところ夜間授業はありませんが、社会人の方も授業が受けやすいようにと土曜日に実習を入れたり、平日の講義も金曜日の午後などにと、一年間のプログラムは決められます。
よって、仕事との両立がより可能になるでしょう。
環境ESDプログラムの目的は「環境ESDコーディネーターを育成すること!」です。
環境を勉強してみようと思う人ならどなたでも受講できます、よって入試はありません。
今回は社会人からは10人の予定です。応募者が多ければ抽選になる可能性もあります。

環境ESDコーディネーター第一期生は2008年の春からの2年間の講義実習を経て、2010年3月に誕生します。
第一期生の予定者:現在授業をうけている学生約30人と社会人約8人。
コーディネーターになったら「環境ESDコーディネーター認定証」が発行されます。

◆環境ESDコーディネーター育成プログラムの内容◆
育成する人材像
・ 環境をよく知っている人
・ 責任ある行動ができる人
・ 環境を大切にする心をいつも持っている人
・ 環境を持続可能にする技術を活かす力をもつ人
この人材像を目指して16単位のカリキュラムをこなします。

例)応用的講座(環境と遊び)・・・マテ貝採り
まず「環境を知る」ためには楽しくなければならない!
川の上流・中流・下流にはどんな生物がいるのかな?そこで下流でマテ貝採りをしました。
学生さんひとりあたり、マテ貝を約100匹とることができました。
みんなで楽しく食しました。さあ、これは喜ばしいことでしょうか?
実はマテ貝がたくさん採れる「同じ生物が多く生息している」ことはよくないそうです。
本来ならば川の中のいろんな生物が採れるのがよいとされます。
昔はあさりがよく採れていたそうです。
このような遊びを通じて「この川の状況ではよくない」と理解できます。

例)応用的講座(環境と遊び)・・・石組み
生物が住みやすくなるには、また防災にはどのような石組みがよいのかがわかります。

例)応用的講座「ものづくり演習」・・・水車づくり(技術を活かす力)
お年寄りの方なら知っている人もいる「芋洗い水車」を作りました。
みんなでまわして芋の皮をむきます。簡単に皮はむけます。
そして芋粥をつくったり、豚汁をつくったりして食べます。
この講座では水車作りはもちろん、イモを水の力で洗ったり、みんなで料理して楽しく食べたりと、自然の恵みをたくさん体験できる講座です。
イモは食べ物ですから、きれいな水が不可欠です。
「水をきれいにする大事さ」を学ぶことができます。
また、地域の方にも参加していただき、交流の輪が広がりました。

例)発展的講座「連帯演習」・・・中国との交流
中国の太湖には水面が真っ青になるぐらいアオコが発生します。
そのアオコを活用したプログラムを知ろうという海外の環境視察研修旅行です。
活用方法としてはアオコと豚の排泄物を混ぜて発行させてメタンガスを発生させたり、また肥料をつくったりしています。とても臭いがきつかったそうです。
日本と中国が協力してその臭いの消臭技術を開発したらもっとよくなるのではないだろうか?その後、中国の大学と提携をしようとしています。
今にきっと太湖もきれいになるでしょう。
現地の大学生とは、共通のテーマ「環境」について言葉が通じないならアクションで!と頑張って交流をはかりとても楽しい時間を過ごしたそうです。
今年は8月に韓国トンヨンに行き東明大学生と交流する計画があります。

◆今後について◆
今はこの環境ESDをもっているからといって特定のこの仕事ができるというわけではありません。
しかし、この環境ESDを勉強することで環境のことを幅広くちゃんと理解している人材が育って欲しいとのことです。その認定証を持っていること=環境についての基本はわかっていますなので、是非地域のリーダーになってほしいとも言われました。

大学院にすすむ牧原さんは自分がリーダー的な存在になって各地域での交流をもっと幅広くつなげていきたい、そして環境ESDコーディネーターに対しては講師として皆さんを見守る役になりますと話してくれました。

今回のお話を聞いて、これから「環境」の知識は仕事や生活していく上で必然的ないや常識的な知識となると思いました。この知識をもっていれば今の仕事や地域の活動がもっとよりよい方向にすすみ、新しいビジョンがみえてきそうです。
また学習は机上だけでなく、環境を体感で学ぶのでとても楽しそうだなあと感じました。
牧原さんをはじめ多くの生徒さんが素晴らしい環境のもとで学んでいるとも感じしました。
「自分のしている仕事」+「環境に対する意識」を持つエンジニアや人材を作りたい。
この素敵な目標はきっと私たちの未来を大きく変えていくことでしょう。
これからの未来を担う環境ESDコーディネーターの誕生を楽しみにしています。
楽しい時間をありがとうございました。

◆社会に開かれた西日本工業大学◆ お気軽にお問い合わせください!
・地域連携センター・・・3月に完成。
地域の企業と大学の技術、知識を連携して新しい商品を開発したり、新しいビジネスを考案したり、地域の人たちが気軽に質問をぶつけていけるような施設にしたいです。

・図書館
気軽に図書館は利用できます。環境についての資料も多いに利用していただきたいです。

・実験できる河川
大学の施設として唯一実験河川をもっています。水の持つ力を学ぶことができます。

・廃校になった小学校
川がそばにあり、宿泊が可能です。泊りがけの研修には最適です。

◆イベント◆
6月の第一週は「地球の環境について1週間考えよう」という環境WEEKです。
全国20の大学と相談して催しをすることになりました。
西日本工業大学では6月6日(土)「東アジア環境フォーラム」を開催します。
東明大学、江南大学、南京大学も参加いただき、アジアの環境についておおいに語ろう!

またおばせキャンバスでは環境ESDにちなんだイベントを月に一度開催しています。
参加したい方はお気軽にお問い合わせください。


この放送は、
西日本工業大学 工学部 環境ESD 運営委員会の提供でお送りしました。






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最終更新日  2009年03月15日 17時52分32秒
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