カテゴリ:精神世界
出演者:作家 神渡良平さん テーマ:天に棄物なし 【神渡良平さんプロフィール】 1948年鹿児島生まれ。九州大学医学部中退後、新聞記者、雑誌記者を経て独立。 取材国は50数カ国に及ぶ。 38歳のとき脳梗塞で倒れ一時は半身不随と成ったが、必死のリハビリで再起。この闘病生活中に、人生はたった一回しかないこと、またどんな人にもなすべき使命があってこの地上に送られていることを痛感する。 そしてかけがえのない人生を取りこぼさないためには、自分の経験の範囲内で考えることではなく、先人たちが掴んだ人生の知恵を活用すべきことに気づく。 こうして闘病中に起草した『安岡正篤の世界』がベストセラーに。以後、次々にベストセラーをうみ出し、講演や執筆に大多忙となる。 代表作に 『安岡正篤の世界』(同文館) 『宇宙の響き-中村天風の世界』(知致出版) 『星降るカミーノ~魂の旅路』(PHP研究所) 『マザー・テレサへの旅路』(サンマーク出版) 『人は何によって輝くのか』(PHP研究所) 『静寂の時間がいのちの根を養う』(致知出版社) 『主題のある人生』(PHP研究所) 『天翔ける日本武尊(上下)』(致知出版社) などがある。 放送の中で、4曲を神渡さんい選曲していただいて番組中に流しました。 ●1曲目のハナヨ アマン&スーザン オズボーンさんの『ホ オポノポノソング』を選曲された背景は? ヒューレン博士がハワイで犯罪を犯した方の精神病院を、ハワイの伝統的なヒーリング法(ホ オポノポノーありがとうございます、ごめんなさい、許してください、愛していますと唱えることで意識のクリーニングをする)でたてなおしたというお話。 それに感動した瀬戸龍介さんが、作られたのがこの曲。 ヒューレン博士も、絶賛されました。 ●『ニック、ブイチチ』さんという、薬物障害で生まれたオーストラリアの青年は、両手がなく、あるのは片方の完全ではない足だけです。 成長する中で、死をも覚悟する程のつらい境遇を乗り越え、今では学生や多くの方にあきらめないこと、どんなことでも乗り越えらえないことはないというメッセージを伝えています。 (You Tubeで見る事ができますーhttp://www.youtube.com/watch? v=135Ch3IVIRQ) ニックさんだけでなく、私達にもその力が与えられていると神渡さんは、言われます。 ●2曲目 ミネハハさん『仰げば尊し』 神渡さんが、千葉県の校長先生方の集まりに参加したおり、今はもう歌われなくなっているこの『仰げば尊し』を卒業式に歌ってみては?と提案されました。 自分達はひとりで育ったわけではなく、多くの支えがあってここまできたんだということに気づくことで、しっかりしなければいけないという思いや、周囲への感謝を感じることが、できるのではないかという思いからです。 実際に卒業式で歌われるようになり、生徒、先生、保護者もみんな涙され、それからは千葉では『仰げば尊し』が流行っているそうです。 ミネハハさんは、神渡さんの親しい間柄で、ガイアの風にも出演いただいたことがあります。 ミネハハさんの『アメージング グレース』のエピソード・・・・・ ミネハハさん自身が、コマーシャルソングからソロのシンガーに転身されることを考えつつ、やっていけるだろうかと不安に迷っているとき、神渡さんが誘い、アフリカのタンザニアのキリマンジャロのふもとで、この『アメージング グレース』を歌われました。 そこで、転身の決心がつきました。 ミネハハさんが、食べて行くことはできるから、やらなければいけないことをやろうと決心したのには、この歌を歌いたいとうこともあったそうです。 ●3曲目 神渡良平さん朗読 『神の慮り』詩と瞑想のCD「いと高き者の子守唄」より ~ ニューヨーク州立大学病院に残されたある患者さんの詩 ~ 大きなことを成し遂げるために 力を与えてほしいと神に求めたのに 謙虚さを学ぶようにと、 弱さを授かった より偉大なことができるようにと、 健康をもとめたのに より良きことができるようにと、 病弱を与えられた 幸せになろうとして 富を求めたのに 賢明であるようにと 貧困を授かった 世の人々の賞讃を得ようとして 成功を求めたのに 得意にならないようにと 失敗を授かった 人生を楽しもうと たくさんのものを求めたのに むしろ人生を味わうようにと シンプルな生活を与えられた 求めたものは何一つとして与えられなかったが 願いはすべて聞き届けられていた 私はあらゆる人の中で、もっとも豊かに祝福されていたのだ 18年前に出会われ、本、CDなどで、紹介されると、とても反響を呼んだ詩です。 『起る出来事すべてにメッセージがあり、耳をかたむける心の姿勢ができたとき、そこで人間は引き上げられていき、強くなっていく。 人生は、人間と神様の合作だと感じている。 神様がシナリオを書き、人間が行動する、その中で足腰を鍛えるために、様々 な出来事を起こしてくれる。 とんでもない出来事は天罰ではなく、大きな気づきや覚悟を与えてくれる』 と、語られています。 ●四国巡礼 紙渡さんは脳梗塞のリハビリで四国巡礼をされたおりに、本当にせまるような人の優しさを感じ、自分は一人では生きて行けない。たくさんの方に支えられて生きているということを実感されました。 最後の八十八カ所目の大窪寺に辿り着いて、感謝の祈りを捧げていたとき、『なぜ、この夏の暑い盛りに八十八カ所の道程の行脚にお前を導きだしたか。 それは、ただひとつ。頭でっかちになって欲しくなかったからなんだ。』という弘法大師からの声を聞かれたそうです。 教育哲学者の森信三先生の言葉 『人間はその人生の間に逢うべき人に必ず逢わされる。それも一瞬早すぎずもせず、一瞬遅すぎもせず』という言葉に尽きると感じられました。 ●4曲目 ミネハハさん『海行かば』 神渡さんのお父様は、満州で軍隊に入り、中国大陸で戦い、最後にはビルマ戦を経験されています。 脳梗塞で3度倒れられ、闘病生活を送られていましたが、あまりのつらさに、あるとき、チューブをひきちぎり、首にまいて自殺しようとされました。 幸い力が入らず大事にはいたらなかったのですが、家族はとてもショックをうけ、そのときに、お父様に聞かせたのが、この曲です。 この曲を聴いて、お父様は涙を流され、それからは、『ありがとう。ありがとう』と言って人が変わったように、半年後に亡くなるまで感謝の姿勢をくずされなかったそうです。 一人ではない、人様のおかげだ、ご恩返ししなければいけないと、お父様に教えられたと感じたそうです。 ●最後に 『天は私達ひとりひとりをよく見ていて、結果が出ない人生を送っている人にも、大切な事に気づけば結果がでるだろうと、思っている。 そして、その気づきのためには大変なことも経験させられるが、その気づきを得たとき、人生は歩留まりではないものになってくる。 何がおこっても感謝して、出来事は私達の足腰を強くするために、起っているという姿勢で取り組むとき、大きな転換がはじまる。 それが、はじめにお話した、「ありがとう、ごめんなさい、許してください、愛しています」に繋がってくる』 ●感想 放送中、ナビゲーターの大坪さんは横で何度も大粒の涙を流されていて、私ももらわないようにするのが大変でした。 この日、私は紙渡さんの昼の講演会にも出席させていただき、講演会の中でも、追いつめられて後がないという人生になったとしても、あきらめさえしなければ、そこから新しい人生が開けるいう体験をされた方のお話を、たくさん聞く事が出来ました。 この日のテーマ『人生に棄物なし』ということを、心から感じた1日でした。 ありがとうございました。 (コーディネーター セラピスト アンジェラ) HP http://www1.ocn.ne.jp/~angelahp お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年11月15日 17時23分06秒
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