カテゴリ:環境活動
出演者:北九州青年会議所 地域の誇り創生室 「青空がほしい」プロジェクト特別委員会 委員長:藤本知秀(ふじもとともひで)さん 委 員:濱田龍介(はまだりゅうすけ)さん テーマ:ラジオもったいない塾 第20回 「北九州の誇り~おふくろたちの挑戦」 社団法人 北九州青年会議所 事務局 北九州市小倉北区古船場1-35 北九州市立商工貿易会館6階 TEL:093-531-7910 ホームページ:「2009北九州青年会議所」と検索してください。 http://www.kitakyushu-jc.jp/2009/ 北九州の魅力とは?我が街が誇れるところは? そう考えたとき、「青空がほしい」というドキュメンタリー映画にたどり着いたそうです。 北九州は1901年に八幡製鉄所ができ、発展をとげてきたとともに公害被害にみまわれました。 その公害被害に対して最初に立ち上がったのが戸畑婦人会の皆さんでした。 戸畑婦人会の皆さんは独自に勉強会や調査を行い、公害被害を訴えた約30分の8ミリ記録映画「青空がほしい」を自主制作しています。 この「青空がほしい」は日本全国に広く知れ渡り、公害反対運動の原動力となりました。 近年、テレビ番組でも再び紹介されたので、若い方でも知っているのではないでしょうか? 藤本さんたちはまずお話を聞きにいきました。 当時の戸畑婦人会の皆さんはほとんどの方が亡くなっています。 しかし、戸畑婦人会はいまだ存続しており、今の会の皆さんにもしっかりと当時の思いは受け継がれていました。 「青空がほしい」を撮った(はやしえいだい)さんからは直接当時のお話を聞くことができました。 さまざまなお話を聞く度に北九州の誇りとしてこの戸畑婦人会のすごさ、すばらしさを北九州の皆さんに認知してもらいたい!と強く思うようになりました。 皆さんに伝える手段として、手がけたものはまずCM作りです。 駅前の魚町銀天街入り口近くにある大きなテレビビジョンにCMはときどき流れることがあるそうなので見たことがある方もいるのではないでしょうか? CMを見たい方は2009年北九州青年会議所のホームページを是非ご覧下さい。 次に「青空がほしい」のリメイク版「おふくろたちの挑戦~北九州のDNA~」を撮りました。 約25分の映像を構想から含めて約3ヶ月かかりました。 今回関わった約10名ほどのスタッフの中で撮影などに詳しい人はたった一人。 寝ることができない日が続いたり辛い日もありましたが、楽しいこともたくさんあったそうです。 当時子ども達のために!と頑張った戸畑婦人会の思いや力はDNAとして私達にしっかりと受け継がれています。 そんな思いをこめてリメイク版の題名が決まったそうです。 その後2009年11月3日八幡東区で開催された起業祭にてもったいない総研との共同事業として「親子でもったいないスクール」を行いました。 新型インフルエンザが猛威をふるう中、約100組の親子が参加してくれました。 ・ 「青空が欲しい」のリメイク版「おふくろたちの挑戦~北九州のDNA~」の上映 ・ 劇「ecomana家族に取り組んだ家族の物語」 ・ ワークショップ「ソーラーカーを作ってみよう」 ・ オリエンテーリング「まつり起業祭環境オリエンテーリング」 ・ もったいないキッズ認定式 ワークショップで作られたソーラーカーは子ども達に大好評でいまだに遊んでいるそうです。 子どもがテレビゲームをしなくなったなど嬉しい報告も受けているそうです。 藤本さんや濱田さんは生まれてから今日に至るまで北九州の歴史に触れたことはなかった・・・と気づきました。 私を含め30代前後の人たちは使い捨てカメラなど大量消費の時代が子ども時代でした。 もったいないという言葉、エコ活動、環境問題など学校で習ったことはありません。 だから、あえてこのスクールは子どもの親も一緒に学んで欲しく「親子参加型」にしたそうです。 この活動は1年で終了ですが、藤本さんや濱田さんたちはゴミ拾いなど個人的にも環境にやさしい活動を続けていくそうです。 私(又野)はこの放送当日の午前中に第二回北九州市環境首都検定を受験しました。 公式テキストにはさまざまな北九州市の歴史や環境に伴う内容が書いてありました。 北九州市の歴史を環境という面から初めて知った気がします。 この公式テキストを読んでいくたびに北九州を誇りに思えてきてますます好きになりました。 テキストにも「青空がほしい」について書いてありました。 当時、北九州の公害問題に「待った!」の手をあげたのは市民でした。 とある偉い学者がこの街の空気はおかしいよ、と発表したのではありません。 この市民たちの一声で企業や行政、社会などを大きく変えることができました。 北九州では公害がおきた、しかしそれを克服し今はその実績を日本各地や海外にも紹介しつづけています。 それが北九州の力であり、誇りですね。 数年前まではさほどなかったのですが、今は世界的にエコロジーやロハスが注目されています。 北九州が世界のお手本になるような都市に変わるためには北九州市の市民の一人一人の心のもち方で変わると思います。 また藤本さんや濱田さんのような若い世代の方々が北九州の次の未来を作っていきます。 このように皆さんにとって役に立つエコロジーなお話を伝えることは私達にとっては喜びです。 またこの番組で出会えたゲストとの対話で得た知識は今回の環境首都検定で大いに役立ちました。 これからも是非お聞きのがしなくお付き合いください。 いつもありがとうございます。 社団法人北九州青年会議所は2012年度第61回全国会員大会主管LOMに決定しました。 10月に4日間開催予定だそうです。 是非今回の「青空がほしい」プロジェクトに+αされたものを行って欲しいですね。 (コーディネーター 九州画材 又野弥生) URL http://www18.ocn.ne.jp/~q-gazai/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年12月27日 15時35分24秒
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