カテゴリ:精神世界
出演者:滋賀県立大学大学院 環境学専攻 NPO法人五感生活 齋藤 毅 さん テーマ:間に合う人になる 滋賀からお越しの24歳大学院生の齋藤さん。 間に合う人とは、いったい何なのでしょう・・・ 実は、それは。 誰にでもきっと当てはまる素敵なこと。 そして、それはとても簡単なこと。 あなたの毎日に何か一つ取り入れてみてはいかがですか♪ ★環境学とは、どういったことを学んでいるのですか? 6年間環境とビジネスの融合の勉強をしています。 NPO五感生活では、ドイツのベロタクシー(人力自転車タクシー)の会社をしています。 ベロタクシーとは、軽自動車の三輪車型で、足でこぐ自転車タクシーをイメージください。 そのタクシーの配車手配をし、滋賀県彦根市の彦根城付近で走らせています。 料金は一般のタクシーと同じくらいです。 彦根城は、とても素敵なところで若い方からお年寄りまで多くの方が観光されています。 しかし、お年寄りにとっては歩いてまわるには辛いようで。 そんな時にベロタクシーは、人力タクシーなので観光に適しています。 ゆっくりと四季の素晴らしさを感じながら景色をゆっくり味わえます。 もちろん、ドライバーとも色んな会話も楽しめるのです。 お客さまから喜んでいただき、食べ物のプレゼントをいただいたりもして交流がうまれとても楽しいです。 また、仕事を超えお年寄りのお宅まで行き一緒に買い物に付き合ったりして、まるで家族が増えたような喜びもあります。 私は、ドライバーではなく運営をやっているのでパソコンと睨めっこの地味な部分が仕事です。また車体の企業広告を載せる営業をしています。 ドライバー達は、毎日出会いが増えて家族のような関係が出来、どんどん元気になっていくのですが私は・・・(笑) 環境PRをしたいことと、地域に親しみをもってベロタクシーのファンを増やしたい思いが・・・少し・・・ズレを感じてきてしまいました。 ♪さてさて、齋藤さんの葛藤の日々が始まりましたが この葛藤が齋藤さんの(間に合う人)を生み出すきっかけとなるのです。 誰でもあります。何かひとつのことをやろうとしたときに生まれる、その中でやりたいこと、やりたくないこと・・・ ★齋藤さんの(間に合う人)は、どのように生まれたのですか。 横浜に住む妹が体調が悪くなり、急遽滋賀からかけつけました。 妹は幸い、大丈夫でしたが、横浜の駅で大変な場面に遭遇しました。 杖をついたおじいさんが駅の階段の一番上から中腹まで転げ落ちてしまいました。 しかし、足を止める人は誰もいません。 駆け寄ると、頭から血を流し呼吸をしていなかったのです。 とっさに気道確保すると「ガハっ」と、息を吹き返しました。 階段付近では、多くの人がいるのに見ているだけの光景のショックを受けました。 その時に、間に合うか間に合わないかは急に予測もなく来るんだと思いました。 今、この時に動けなかったら間に合ってなかったのかもと思うと何とも言えない気持ちになりました。 誰かのために、間に合うには勇気が必要なんだと思いました。 そしてそのときから、私は、いつでも身軽でいざという時に自分の能力を最大限に活かせる間に合う人になりたいと思うようになったのです。 間に合う人になることを思うと、エネルギーが湧きます。 自分のためだけでなく、誰かが待っていると思うと、私自身の力だけじゃない力が湧いてきます。 以前よりの活力が湧いてきた感じです。 ★間に合う人になるにはどうすればいいの? とても簡単です。 目標や夢、志を持ちなさいと言われるとワクワクする人もいるでしょうが、萎縮する人もいます。 間に合う人とは、家族でも、恋人でも、目の前にいる人でも、知らない人でも誰でも、そのだれかのために今できることを精一杯やることが、間に合う人なのです。 今日から簡単に色んな場面で出来る奥深いことだと思っています。 ★今後のビジネスへの変化は。 もっと人と関わりたいという気持ちから新しいビジネス展開がうまれました。 人と関わって話し問題解決のため、ありあまる情報で混乱している頭の中を整理すること、そして抱えている問題に心を傾け理解していく、そして共に解決していくことです。 それによって、クライアントさんがイキイキとした生活を送れるようになると嬉しいです。 ★ワンポイントアドバイス! こんなことを知りました。 相手がなにを一番大切な愛情表現と求めているか。 家族やパートナーと話してみてください。 1 言葉 「大好きだよ。大切に思っているよ。きれいだね。」などなど 2 スキンッシップ 「手をつなぐ。肩を抱く。」などなど 3 時間 「一緒に過ごす時間を多くとる。」など 4 奉仕 「相手のために肩をもむ。相手のかわりにお茶碗をあらってあげる。」など 5 プレゼント 「素敵な物をプレゼントする。」など 相手がスキンシップを望んでいるのに、プレゼントを贈り続けても・・・ この文章から、あなたは何を得ますか? どうぞ、参考まで! ★最後に、齋藤さんから皆さんへメッセージです。 この詩は、1970年代、アメリカの女性が恋人に宛てた間に合わなかった詩です。 《あなたがしなかったこと》 おぼえてる? 私があなたの新しい車をかりてへこませてしまったときのことを・・・ 殺されちやうとかと思ったのに、あなたはそんなことはしなかった。 おぼえてる? 私があなたを浜辺にひっぱっていったときのことを・・・ あなたは雨になるっていった。 そしてやっぱり雨が降った「それみろ」っていわれちゃうかと思ったのに、あなたはそんなことはしなかった。 おぼえてる? やきもちをやいてもらいたくて、 私が男の子たちと遊びまわったときのことを・・・ あなたはやっぱりやいてくれたわ。 捨てられちゃうかと思ったのに、あなたはそんなことはしなかった。 おぼえてる? あなたの車のシートに私がイチゴのパイをひっくり返してしまったときのことを・・・ ぶたれるかと思ったのに、あなたはそんなことはしなかった。 おぼえてる? 私がフォーマルなダンスパーティだってことを言い忘れて、あなたがジーンズで来てしまったときのことを・・・ もう絶交されちゃうかと思ったのに、あなたはそんなことはしなかった。 あなたがしなかったことは、たくさんあった。 あなたは私のことを我慢し、私を愛し、私を守ってくれた。 お返しに、こんどは私があなたにたくさんのことをしてあげたい。 あなたがベトナムから帰ってきたら・・・。 でもあなたは帰ってこなかった。 【詩はここまで】 人は愚かなことに、 大切な人と 一緒に過ごせる時間も、 一緒に笑いあえる時間も、 一緒に泣ける時間も、 素晴らしい人間関係も 大切な人の命も 明日の自分の命も どこか心の中では、 一生続くものだと信じています。 僕はこの詩を思い出すたびに、自分に問いかけ 自分の行動を振り返ります。 「もし、これが本当に最後だとしたら?」 僕は今を精一杯生きているのか? 僕は心から人を愛しているか? 僕は大切な人の話をしっかり聞いてあげているだろうか? 僕は大切な人に「あなたは本当に大切だよ」という事をしっかり伝える事ができているだろうか? 僕を必要としている人や、困っている人を快く助けてあげているだろうか? 僕が大切に思っている人にとって「間に合う人」でいられているだろうか? 僕は、僕の大切な人たちにとって、「間に合う人」になりたい。 僕は、僕を必要としている人や、困っている人を助けてあげる力が欲しい。 そのために、僕は勉強したいし、努力したいし、 進化していきたい。ビジネスをしたい。 それが、僕の生きるモチベーションとなっています。 ★追伸★ 今回のレポートは、ラジオ番組後の対談も最後に入れました。 一人、一人がもう一度、日々大切に生きることを見直したら 世界は、どうなるでしょう。 宇宙は何も変わっていない。 そうならば、変わっていったものは何でしょう。 私も、もう一度、大切に生きることを思い直してみたいとおもいました。 (コーディネーター 株式会社サイラム代表 渡辺敬子) http://www.watanabekeiko.com お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年02月12日 14時27分57秒
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