カテゴリ:環境活動
出演者: NPO法人 帆柱自然公園愛護会 理 事 林 宏さん 事務局長 四辻 早苗さん テーマ:観光から環境へ 感動から関心へ 昭和48年、時代は高度経済成長真っ只中。 帆柱自然公園一帯の自然保護活動から始まった会の活動は35周年を迎えました。 いまや保護活動だけに留まらず、「守ろう」「伝えよう」「育てよう」を柱に、様々な企画や情報発信等が展開されています。 観光やイベントをきっかけに自然に触れ、木々や花々、野鳥について興味を抱き始める、環境について想いを巡らしてみる。 皿倉山頂から眺める360度の大パノラマに感動したことから自然について考え始める。 私たちの役割は、人と自然を繋ぐことですと、四辻さんはきっぱり爽やかに話をされました。 いつからか、人と自然は離れてしまった。 自然あってこそ、むしろ、自然がなければ生きてはいけない・・・。 四辻さんはこうも言われました。 自然を五感で感じて欲しい。 季節ごとに緑の色も花の色もそれぞれ違うし、たくさんある。 目に映して花や土や緑のにおいを嗅ぐ。 山へ行くと、あのなんとも気持ちの良いみずみずしいにおいがしてきますよね。 手で木や土に触れ、風を感じ、大きくゆっくり呼吸する。 私が私であることを大自然はそのまま受け入れ、元気にしてくれる。 百万都市北九州市に位置しながら、多様な生態系を有している帆柱自然公園。 愛護会の皆さんが自然を愛し敬い、活動を続けてこられたからこそ、私たち一般市民もわかり易く自然の恵みを楽しめるようになっているんだと思いました。 疲れたときは皿倉山へ、自然公園へ、ぶらりと行ってみましょう。 会の功績は環境大臣賞を始め、たくさんの賞を受賞しています。 そして、35周年の記念事業として本が出版される予定との事。 四季折々の自然や野鳥についての散策コース、また帆柱山系は歴史的にもかなり貴重なものがあり、それらの紹介や公園内の施設のこと等、オールカラーで豊富な内容となっています。 理事の林さんは、野鳥のことについてお話くださいました。 お話ししてくださる時のまなざしはとても優しく、ロマンを感じさせ、聞いているだけで野鳥の世界に魅了されました。 帆柱山系には渡り鳥たちが、東西南北(国内外)から集まり、旅立つ重要なポイントだそうです。鳥に国境はないのですね。 豊かな自然が彼らの羽を休める場所。きっと人も同じですね。 そして自然破壊に対する代償として“巣箱”の必要性についても教えて頂きました。 皿倉山で夜景を楽しむのもいいですが、時にはお昼にぶらりと山歩きするのもいろんな発見があってとてもリフレッシュできそうですね。 そこで何かに関心を持ったら、愛護会の方々にお尋ねしてみるのも楽しいですね。 自然を敬い、生き物を愛し、未来を想い実行する。お二人のお姿に心から感動しました。 ~ふるさとは、こんなにも美しい~ 林さん、四辻さんありがとうございました。 (コーディネーター 中村 淳子) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月01日 10時21分14秒
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