カテゴリ:環境活動
出演者: 阿蘇小国町TAO塾代表 食育エコロジスト 波多野 毅さん テーマ: 医・食・農同源と、なつかしい未来 いやー、結論から言うと、とにかくすごい1時間だったのですよ。 何がすごいかというと、話をテーマに添って展開していくその流れが実に妙なる世界だったのです。生きた言葉を語れる人はそう多くありません。伝えたいことを伝えていくには自分がまず、そのように生きる。実践し続けることだとビシバシ教えてもらいました。 波多野さんの風貌は、土の香りがして、日に焼けてて、眼差しは鋭くも暖かで、暖かくも鋭い。そして、初めてお会いした時よりも(2年前)随分と仙人に近づいていました。いや、ひょっとして、もう仙人かも・・・ それもそのはず、阿蘇小国TAO塾で鍬を握る前は鍼灸指圧師で東洋医学を学ばれていました。ツボを見事に押さえるハズです。納得。 お婆さんの死をきっかけにホリスティック医療に興味を持たれ、同じ年に日本ホリスティック協会が発足し、すぐに会員に登録。ある時、協会主催のシンポジウムで米国アリゾナ大学の有名なアンドルーワイル博士の講演に感動します。なんとその20年後の昨年TAO塾に博士が来塾したのです。すごいですね!博士を小国の押戸岩に案内した際、博士はその古代祭祀の場に感動され、「イッツ ア 縄文 ワールド!!」と叫んだそう。 自分の本来進むべき道を歩むとき、やはりこういうことが起こるんでしょうね。そうそうテーマの医食農同源は、波多野さん曰く「<ひとつらなりのいのち>の実相」だそう。 だって人間は哺乳動物だもん、と言いたいところを波多野さんはTAO塾や講演。執筆活動を通して、専門的かつ分かり易く、そして超面白く、妙なる世界でやってのけるのです。 「ち」抜きはイカンと仙人はおっしゃっておられましたぞ。 「だいち(大地)」「ちきゅう(地球)」「いのち(命)」「ち(血)」「ちち(父・乳)」「つち(土)」などなど、「ち」の時代じゃよと。 そして今、小国町上げて取り組み売り出し中なのが、「きくいも」なのだそうです。生姜みたいな見た目と、ほの~かな甘みで、かの有名な眠れる預言者エドガーケイシーもこの「きくいも」で治療をしていたとか。このいもは何に「きくいも」?気になる方は調べてみてくださいね。 ところで何でTAO塾なの?何でローマ字?ずっと不登校だったある女の子がTAO塾に通っていたとき、「T=楽しく、A=明るく、O=面白く」と言ったそう。きっと生きる力がバリバリついたのでしょう。泣けてきます。 そして当人、波多野さんがTAO塾16年目にして思うのは、「T=足るを知る、A=ありがとう、O=おかげさま」の心だそう・・・。この二つのTAOこそ「道」の極意。私も少しでもTAOに近づきたいところです。 もう一つのテーマ、「なつかしい未来」。坂本龍一さんもこのタイトルで曲をつくっているのだとか。未来がなつかしい・・・なんて嬉しいです。人間は地球の一部、ミニ地球だから、波多野さんやナウシカが言うように「土から離れては生きられない」のですね。だから赤ちゃんも自然に産もう、そのために自然に埋める体作りをしよう。そのために命あるものをありがたく頂いて、よく体を動かそう。そしていつも二つのTAOでいよう。お産のあり方も「なつかしい未来」に含まれているのです。 そして仙人・実践者ならではの言葉を最後に。 「教えない教育」「治さない医療」「救わない宗教」 波多野さんありがとう。己のうちに全てがあるのですね。現代社会のツボに見事にハマリました。さすが・・・鍼灸師。深い、深いです。 それと、TAOでもうひとつ。 「T=田んぼは、A=あるけど、O=お金はない」と言っていた人もいたそう。 今後、TAO塾は大人向けに展開していくそうなので皆さんチェックされたし。行きたい方は要予約されてください。私は近々波多野さん著「医食農同源の論理~ひとつらなりのいのち」(南方新社)を読もうと思っています。 スピリチュアルだ、高次元だ、と言う前にまずこの大地にしっかり根ざす。それこそが尊い。仙人、私の体全部で受けとめましたぞ。 (コーディネーター mother talk ボーカリスト 中村淳子) 1日ワンクリックの応援お願いします。 ↓ ↓ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年04月30日 13時52分45秒
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