カテゴリ:精神世界
出演者:ナオミンゴさん テーマ:リーディングアート ナオミンゴさんとの出会いはもうほぼ20年前に遡る。 お互いにスピリチュアルな事に関心が高いちょっと風変わりな10代の少女だった。 なみちゃん、ミコちゃんと呼び合う仲である。 なみちゃんは私の主人やその仲間とアートやヒーリングのワークショップを主催していた。 80年代の世の中は物質主義のまっただ中にあったが、私たちが読んだり見たり、関心があることは精神的な世界の事象だった。 精神世界やヒーリングという言葉がは台頭しつつある時代だった。 自分らしく生きる、という今だったら当たり前の言葉もその本質からはほど遠い自分を生きることにまだ優位さえ感じる時代でもあった。 私は何で、どこから来たのか、何のためにあるのかという問いを持ち、シュタイナーの人智学の本を手にし始めたのもこの時期だった。 20代の頃、ナオミンゴさんはインドへも数回旅したようである。 私は20代はヨーロッパの古い町並みや芸術、音楽にインスパイアされる時代であった。 自分自身のアイデンティティを求めてずっと心の旅を続けていた。 そして彼女とは節目節目にであっている。 10年ほど前に彼女が湯布院のギャラリーで個展を開いていたのを見に行ったことがある。 丘の上の美術館の喫茶室でいっしょにお茶をしたのを覚えている。 いつも絵はずっと描き続けていたようだ。 イラストレーターとしての仕事もこなしていた。 絵は彼女にとってはいつも一番の表現手段であり続けた。 それぞれの時代を経て、ようやく私たちは自分らしい人生を歩んでいる。 いろいろなものを脱ぎ捨て、自分でいることが楽になってきた。 お店でリーディングアートをしはじめたのもまた不思議な縁である。 私たちは多くの人たちとホメオパシーカウンセリングやリーディングアート、シュタイナーの人智学ほかの実践を通じて、ありのままの自分を愛する本質を再び学ばされている。 リーディングアートを終えた人々の顔には不思議な安堵感が漂っている。 わかってはいたけれど確認させられたという感じだ。 手をにぎり、なみちゃんにゆだねているといろいろな答えが響いてくる。 絵からも、言葉からも、フイーリングからも。 なみちゃんもリーディングアートを通じて、いろいろな事を学んでいるという。 最近では来るべき2012年を経験しに来たような人たちが多くなっているのだという。 子どもも大人もピュアな感性で今というかけがえのない時を迎え受け入れている。 自分で選んだ生をいかに生きるか、生まれ持った恐怖やトラウマをいかに越え、自分の人生の糧としていくのか。 多くのメッセージを受けとれる事でこれまでは見えなかったこと感じられなかったことが自覚されてゆくのだろう。 そうすると、肯定的で能動的な人生へのアプローチが開けてゆく。 自分を知る、とは自分の本質=ハートとつながることに他ならない。 リーディングアートで描かれる存在は人それぞれである。 ハイヤーセルフ(高次の自己)である人もいるし、過去生の人もいる。 シンボリックな動物で表される人もいる。 色やフォルム(形)もその人の本質や奥深き感情をあわらしているのだわかる。 彼女のブログがまた興味深い。 リーディングアートの本質がわかるし、その時は伝えられなかった事、セッションを通じてなみちゃん自身が気づいたことなども織り込まれているからだ。 私自身のセッションの時。私はなみちゃんに手を握られ、そっと目を開けてみると、なみちゃんが涙ぐんでいたのに驚いた。 私のハイヤーセルフが私をこよなく愛しいと思っているその事に彼女は心を打たれたのだという。それは本当に有り難いことだと思った。 ケルトの神話に出てくるような地母神の存在、激しさも荒々しさも秘めた自然のなかで自由に躍動する女神そのものの存在。 今の仕事にも通じているように自然に思える。 私が心のなかで描く聖域はいつも緑の丘や樹木の生い茂る憩いの谷間である。 そこにいつも逃げ込み、私は恐れや疲れを癒してきた。 子どもの頃からのイマジネーションの世界の中の風景を思いだす。 私へのメッセージは少なかったが、私はもうすでに自分が選んだ自分を生きているということ、この激しさも自覚しなさいということ、多くのメッセージを得ることができたように感じた。 絵や言葉とは本来、自分自身のハイヤーセルフや魂の存在に真実を語らせるためにある人間の能力なのだと再認識した。 9歳になる我が子(娘)のリーディングも体験させたい。絵が大好きな娘だ。 目の前で描いてくれるもうひとりの自分の姿はどんな風に受け止めるだろう。 時に自分がわからなくなる時もあるだろう、人や外側のせいにして自分を認められない時期もあるだろう。 そんな時も自分の内側の聖域にもどって本当の声を聴くことで、再度生きる勇気を取り戻せたらいいなと思う。 なみちゃんと今回話して印象的だったのは彼女のこんな言葉である。 「私は、絵筆になって一生懸命絵を書いているのですが、 見せて、伝えてくれているのは、 あくまでも、その人の魂です。 自分自身が自分と対話をしているようなもの、 それに対して、私が間に入って、通訳しているようなものです。 本来の自分に気がついて、愛して、伸び伸びと生きていいんだと、 多くの方に思ってもらいたい。」 自分自身がいつも経験していることだから、妙に奥深く、納得させられた。 30代後半の私たちは10代の頃の憧れを持ち続けながら、自分の願いに添う生き方を選択してきた。 霊的な縁も深い仲間だろう。これからも大切につながりあっていきたいと思う。 ナオミンゴさんHP→ http://ringomingo.blog25.fc2.com/ (コーディネーター 藤原美弥子) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年06月18日 18時09分19秒
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