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カテゴリ:しろあり駆除予防編
予定通り、仕事に出かけることができました。 雨でもできる作業が多いのですが、今日は特別です。 途中、車がエンストするアクシデントもありましたが、 何とか青色吐息で現場には到着できました。 冒頭の写真のように、この細い道が、私を泣かせるのです。 倉敷市の下津井地区は、強烈にシロアリ被害の多い場所です。 当然、要請が多いのですが、どこもかしこも、 車が入らない坂道だらけです。 尾道とか、長崎とかそんな坂道を想像下さい。 ですから、作業車から、全ての機材を降ろして、 台車で現場まで運び込みます。 大きな高圧ポンプから、小さな木栓まで全てです。 作業現場の高台の家の庭からは、 間近に瀬戸大橋の橋脚が見えます。 で、ここの被害はこのような状況です。 畳替えで気がつき、うようよ出てくるイエシロアリに、 驚天動地の施主様は、某メーカーの殺虫スプレーを 撒き散らしたそうです。 ですからこの写真には、イエシロアリの死骸が 転がっているのが確認できます。 私どもは、床下に潜行し、 駆除が正確にできるように下準備に着手しました。 ところが・・・・ 何と何と、脱衣場の床下周辺が水浸しではありませんか。 ようするに漏水を発見したのです。 こういうとき人は色々考えます。 まず施主には黙っておこうと考えます。(悪い自分) 訪問販売のシロアリ会社なら、知らん顔で施工するでしょう。 だって水漏れはこの会社の責任ではありませんから。 私が黙っておく気持ちになるもうひとつの原因は、 施工ができないからです。 ナゼなら漏水があれば、そのままでは シロアリ駆除はできないのです。 駆除できないと言うことは、施工代金は変らないのに、 またこの坂道を荷物を運んで撤収し、 後日再施工になるという二度手間なのです。 ですから二度手間をするしかないと諦めたりします。 次に考えるのは、施工した配管工事の会社を呼んで、 すぐに修繕させる方法です。 しかし今日は祭日、 そのうえ、この工事をしたというのが、施主の親戚で、 現場から遠く離れること250キロの彼方の 若者らしいのです。 ココが思案のしどころで、 男を上げるか下げるか決まる分かれ目です!! そこでスタッフと話をし、私たちでできる改修だから 直してしまおうと言うことに!! 決まれば行動は早い!! 悪い箇所を除去し、その部品を携えて、 近所のホームセンターで材料を買い、 純正部品が無いので代用品をこしらえ、 写真の部品を作って、床下にもぐって、 見事直すことができました。 ここまでで、既に通常のシロアリ駆除の時間を 一時間オーバーです。(漏水と戦っているだけです!) やっと安心して駆除作業ができるようになり、 いつもの丁寧な作業を行ない、終了したのは、 予定時間の2.5倍を過ぎた夕方でした。 施主さんはとても喜んでくださり、 写真のような美味しいお寿司を お土産に持たせてくださいました。 遠回りでも、お客様の立場で丁寧な仕事をすること。 実は、この漏水の原因は、この施主の親戚が、 30センチ必要な蛇腹の配管の箇所に、 25センチの短い長さの蛇腹を無理やりに引っ張って、 テープでつけていたことが原因でした。 話は変りますが、最初コメントしたように、 私の車がエンスト気味で、本日 とうとう現場で動かなくなりました。 その車を救助に来てくださったのが、 同じ異業種交流会の番原板金の番原社長でした。 私は、今日の現場で、番原社長に助けられ、 その恩を、今度はお客様に返したのです。 そういう意味で、実に気持ちの良い一日であったわけです。 今度、番原社長にも、 とても美味しい秋の味覚を お届けしなくっちゃ!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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