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カテゴリ:ニュース所感
宇高航路の航路廃止の新聞です。 瀬戸大橋の通行料が打撃になったとか、色々要因が 取り上げられていますが、これは、そもそも、 ナゼ瀬戸大橋建設が構想に上がったかという、 昔の話から遡らなければならないニュースです。 ウィキペディアでは、瀬戸大橋建設の機運が高まった、 5度の宇高連絡船の事故、とりわけ168名の死亡者を 出した昭和30年の5度目の事故についても詳しく 記載されています。 岡山で育った私などは、小学生の時、副読本で 何度もこの事故のことを勉強したものです。 濃霧の出る瀬戸内海では、安全に四国と本州が行き来 できる橋の建設は積年の夢であったわけです。 もちろん航路が廃止になるというのは、 とても寂しいことですが、郷愁だけでは 守れない、社会の事情というものがあることも 事実です。 1兆3千億円も血税を掛けたのに、通行料が高くて 有効利用されなかったことも事実です。 航路廃止は、弱者切り捨てという人もいますが、 それならばもっと早く行政が動くべきでしょう。 そうできなかったのは、さほど行政としても 優先順位が高くなかったとしか考えられません。 黒い煤煙をモクモク吐いて進む蒸気機関車には 今でも私は郷愁やら哀愁があります。 それでも上京する時には、両方あれば 新幹線や飛行機を使うものです。 社会が21世紀型に変遷していくというのは、 そういうことだと思うのですが・・・・。 このニュースは、本当に万人の胸に 色々な思い出や、気持ちを、走馬灯のように 巡らせる報道だったのではないでしょうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/02/13 09:31:10 AM
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