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カテゴリ:徒然日記
これは昨日、落語を演じられる お仲間との話題に上った、判じ物といわれる 江戸時代からの言葉遊びのしゃれ一つです。 人として大切な、一~八の徳が、 『礼儀廉恥孝悌忠信』なのですが、 下のように、八を無くし、恥を 外して書くと 「一二三四五六七 孝悌忠信礼儀廉」 つまり八を書き忘れているので『忘八』 (この発音が『王八』(ろくでなし))と読み、 八つ徳のうちの一つの『恥』がないので 『無恥』(恥知らず)ということで、 「ろくでなしの、恥知らず!」となるわけです。 上記の話は、あまり目にしない判じ物ですが、 日常目にする判じ物は、 四季の春夏秋冬から、秋を抜いて、 「春夏冬中」と書いて、商い(秋ない)中 「商い中」という看板や、 一斗二升五合と書いて、 一斗は五升の倍だから、五升が倍で「御商売」、 二升は一升枡が二つだから、枡枡で「ますます」、 五合は、一升の半分で、半升「はんじょう(繁盛)」、 これを併せて、一斗二升五合を 「御商売益々繁盛」と判じる訳です。 忘年会シーズン、居酒屋や、レストランで 忘れ去られた古き良き日本の文化に出会うかも しれませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010/12/12 09:56:42 AM
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