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カテゴリ:しろあり駆除予防編
冒頭の写真は、岡山県沿岸部で盛んに活動する イエシロアリ(学名:Coptotermes formosanus)の 個体です。 このイエシロアリという昆虫は、世界中で最も木部加害が激しい 種類で、岡山県では、瀬戸内海側の沿岸部が活動区域です。 で、この1センチに満たない小さな昆虫が何をしでかすか というと、この写真をご覧ください。 これは、被害に遭って、家が倒れそうになったので、二階建ての家の 二階部分を撤去して、これからリフォームしようという住宅です。 決して、映画のセットなどではございません。 鳥瞰写真では判りにくいので、被害箇所の一部を拡大しますと、 これは、二階を支えるはずの、一階部分天井部の桁ですが、 木の中身がなくなって、スポンジのようになっている様子です。 この写真は、一階の床面を支えていた、大引の木口の様子です。 中身が食べられて、上からの重みで、太い大引きがへしゃげています。 屋根を支えていた小屋組の一部も、大きな桁が、 ご覧のような状態です。 弊社の任務は、これだけ激しい被害を及ぼして 活性化している、この住宅の周辺に住むイエシロアリを、 リフォーム後に、この住宅に被害を及ぼさないように 対策を講じることです。 駆除屋冥利に尽きる、真剣勝負の現場です。 しかしこれだけ凄まじい被害は、数年に一件あるかどうかです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2012/11/14 05:25:56 PM
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