株価がどうなろうが、生活実感はかわらない
日経平均8,977.37円。これで連休に突入するわけだ。9000円台も視野に入ってきたと言うことなんだろうが、これは生活実感、仕事実感からはほど遠い。というよりも、いざなぎ景気を超えたといわれた好景気から今にいたるまで、株価があがったさがったが報じられても、格差が云々されても、派遣切りが報道されても、生活実感、仕事実感は微動だにしない。一定。常におぼろげなる不安と一緒だ。その不安があるから、お金が入っても、『よし』と思い切って消費にむけられない。それに株価だけをみたら、もう、100年に一度の経済危機は脱したかのようだが、これで脱したなら通常の経済危機じゃんか。日経QUICKの古門記者が言ってたが、そのとおり。メガバンクはそろって赤字決算だし、またまたデフレ経済突入の観あり。首相はGW期間中は外遊三昧だが、追加の経済対策補正予算を本気でやろうと思ってるんなら、小沢とかと腰据えて話をすればいいのに、しない。いまの日本は、手を離れた風船で、どこにとんでいくかわからない危うさをはらんでいるようなものだ。どこにとんでいくか、誰もわからないんだから。怖いなあ。