金持ち 2
きのうの金持ちの話をかいたあと考えた。日本には成り金という、まるで金持ちを揶揄するような言葉がある。どこか、あたまひとつでた感じの小金持は嫌われる、というかね。たとえば、ホリエモンや楽天の三木谷さんも、「金でなんでもかえるとおもいやがって」という、サラリーマン社長連によって、露骨な嫌悪感をもたれた。三木谷さんを援護したのは実質的な読売新聞のオーナーといっていいナベツネだった。そう、みんな一緒よこならびが、これまでの日本社会だったんだよ。だから、おれの稼いだ金だ。なにに使おうと勝手だろう、になるんだろうね。慈善事業、とはいえないかもしれないが、あえていえば、ソニーの大賀さんだったかな、退職金16億もらって、それで軽井沢にコンサートホールつくっちゃった。でも、現役の経営者が、そういうことするのは、聞いたことないよな。そう書きながら、読みながら、サラリーマンの平均年収が470万で、600万。おれは標準より上で中流か!なんて思っていると、案外、年収数千万と年収200万の平均かもしれない。となると、実体のない中流意識なんだなあと思う。60万円のプラズマは、50万円の賞与くらいじゃ、ローンくむか、預金とりくずさないと買えないし、キャッシュでマンションを買うやつらがいるのもいまの日本の現状なんだよな。そろそろ、有権者も、ものを言わないと、二世三世議員とかがトップの政治、高年収の子弟が卒業する大学の卒業生が牛耳る官公庁のお役人のいいようにされるだけだ。