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カテゴリ:児童・生徒の問題
巨人がなりふりかまわずFAでの選手を獲得し始めたのが1990年代中盤だったと思います。調べてみると、落合選手が1993年に迎え入れられたのが始まりのようです。 私が子供の中に、勝ち馬に乗りたがる傾向を強く感じたのは、1998年に持った6年生だったと思います。特に荒れているだとか、例年になく酷い様子ではなく、どちらかというと平和な人たちでした。 学級会でハンドベースボールをやることになり、チーム分けをする段になって、「僕たちに任せて欲しい」と、野球部の子供たちが名乗り出ました。こういう場合、普段なら絶対くじ引きなどをさせるのですが、えらく積極的な様子に押されて、平等に分けるならばという条件でOKを出してしまいました。 結果は、野球部の子供たちにかなり有利なチーム分け案が提出されました。 不利なチームの子供たちが反対意見を出しましたが、多数決で原案が可決されてしまいました。 試合結果は、有利なチームが大差で勝利を収めました。 以前であれば、これほどまでにあからさまなやり方で自分に有利な条件を主張することはありませんでした。 1995年に受け持った6年生のある子供は、体育でリレーをした際、くじ引きで弱小チームに配属されたのを文句も言わず、淡々と頑張って、最終的には見事にチームを勝利に導きました。その姿に感動さえ覚えました。 単純に1995年と1998年の6年生を比べることはできません。しかし、この頃から確実に子供たちが勝ち馬に乗りたがるようになってきたのは間違いありません。自分がどれだけ頑張るかということよりも、自分がどれだけ有利な場所で動けるかを優先させます。 たかが、ハンドベースボールで。 たかが、サッカーで。 何がそうさせていくのか。 それは、わがままな読売ジャイアンツであり、それを支持する大人です。批判ができないマスメディアです。大手新聞社です。 それは、頼んでもないのに先回りして子供の苦労を取り除こうとする親たちです。子供を甘やかすことに無自覚な親たちです。 あーあ、今年もみなさん、高価なクリスマスプレゼントもらっているんだろうなあ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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