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カテゴリ:児童・生徒の問題
1990年代辺りからの中学校の様子がリアルに描かれている本とDVDを紹介してみます。 1960年代生世代の重松清氏は、教育問題に関して、けっこう粘り強く取材して、小説化しています。「ナイフ」 当時(から、今に続く時代)の窒息感がリアルに描写されています。文庫本で手に入ると思いますので、興味がありましたらお読みください。 いじめから人生の転落が始まり、極道の妻にまでなった経験のある弁護士・大平 光代の「だから、あなたも生きぬいて」 は、1980年前後の話ですが、本人談なので、強烈です。また、映像では、 1960年代生まれの監督岩井俊二「リリイシュシュのすべて」 がリアルです。見ていて残るのは吐き気するほどのやるせなさばかりなのですが、目をそむけてはいけないと思います。 上記、三人ともが、私と同じ年代(1960年代前半生まれ)です。崩れてしまった現場で育った1960年代後半生まれとはまた違って、崩れ行く過程を見た者(過去のよき時代の記憶がある)の視点で描かれているのだろうなあという雰囲気を感じます。 かなり苦いです・・・ 同年代としてシンパシーもありますし、「あーーーー、んーーーー、そうなの、そういう思考なの。んーーー1960年代生的軽さだなあぁぁぁ」、という何とも言えない気分もします。
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