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いったい、なぜこんなに乱暴な言葉づかいが横行しているのでしょうか?? まず、何と言ってもお笑いブームは言語環境に大きく(悪く)影響したと思います。お笑いブームについてはまた「マスコミ編」で触れたいと思います。 それに加えて、ドラマやバラエティ等、TVを通じての影響は計り知れないものがあります。日本テレビで1994年ごろに放映されたドラマ「家なき子」の中学生女子の主人公(安達祐実)は、「同情するなら金をくれ」という名セリフ(?)を残しました。主人公は男の子が使うような言葉を話し、降りかかってくる不幸を、なりふり構わず乗り切っていきました。ドラマは大ヒットを記録しました。その後もこのドラマのヒットを受けて女性が乱暴な言葉を使うドラマが続きました。この影響を受けて、小学校高学年女子の話し言葉が一斉に男性化し、乱暴になったように思います。 また、マスコミとは言えないかも知れませんが、新しいメディアとしてインターネットの掲示板などでも乱暴な言葉が確実に増殖していることも見逃せません。「逝ってよし」という言葉(死んでしまえ、消えろ、の意)も、インターネットが増殖させた言葉の一つです。 乱暴な言葉を使い始めるのはいつ頃でしょうか。小学校の低学年、2年生あたりでもけっこう見られます。小さい子供だからわけもわからずに使っているのではないかと思えても、そうではありません。表現の中に潜む「悪意」はちゃんとキャッチして使っています。 兄弟関係で姉や兄がいる子供の言葉は乱れている傾向があります。姉や兄との年齢差が大きいときにはさらにその傾向が強まります。高校生に兄弟がいる小学生の言葉はきまってよくないです。クラブや学童保育等で上級生と接する機会が多い子供も言葉遣いが悪くなることが多いです。言葉は伝染します。上の学年から下の学年へ。悪循環を断ち切らないといけません。 つづく お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Feb 24, 2007 10:16:52 PM
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