「乱暴な言葉」の代わりに、「温かい言葉」が増えるようになるといいと思います。あまり「これを使いなさい」と強要するようなやり方は、どうかと思うので、自然に増やすことができればいいと思います。
ありがとう・ごめんなさい・おいでよ・いっしょにどう?・だいじょうぶ?・そうだね・またね・よかったね・やってみようか・「そういうの、やめようよ」
人と人が結び合うためには、少々の我慢をして言葉を使わざるを得ないことは理解していくべきだと思います。できるだけ相手の立場を肯定する。否定するときはやんわりと・・・といったルールが自分の中に打ち立てられるといいですね。
家庭内だけではなく、家の外に出たとき至る所で、「折に触れ」て、きちんと言葉を使うように働きかけてあげてください。隣の人に挨拶なんて当たり前です(それすらできない子ども多し)。それよりもうワンステップ上を目指してください。例えば家庭で外食に行ったときに、レジでお店の人に「ごちそうさま」を言わせるなんていうのもいいかもしれません。そうすることによって、第三者(お店の人)に誉めてもらえたり、第三者的に親が誉めてあげたりすることができ、子どもの社会性を育てることができます(経験とプラス評価による行動の強化)。
建前社会が崩壊していく過程で、人に毒づくことが「本音」であり、「本音」を語ることが格好いいことであるかのようになってしまいました。それはそれでクールな感じで、私も嫌いではないです。でも、人に優しくしたい気持ちだって隠すことのできない本音なんです。"建前社会"の裏が"本音社会"で、それがクールであるならば、そのまた裏の"優しい社会"も同様にクールなのではないでしょうか?!
"優しい歌" 忘れていた
誰かの為に小さな火をくべるよな
愛する喜びに 満ちあふれた歌
Mr.Children 「優しい歌」(2001年)